HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

スズメノヤリ(雀の槍)

2020-03-15 | 草本 芽生え・ロゼット

長峰山の西、杣谷経由で摩耶山に上っていた道の途中に
長峰霊園が出来たのは何時の頃だっただろう。
今は周辺にはマンション群が立ち並んでしまった。


▲ 花の頃にも残る根生葉、芽ばえの頃の毛はそのままに残っている。

▲ 蕾の頃からめしべの柱頭は飛び出し始める。やがて花弁が少し開く。▼

▼ めしべに他花の花粉が付着する頃に、同花のおしべが伸びて来る。▼

(2020.03.15 長峰)

もう花芽が一緒に上がり始めている。
驚く事もあるまい。
梅もそろそろ終盤、桃も蕾が大きく膨らんでいるし桜が咲き始めている。
別に待ち焦がれなくても春は春。


▲ 根生葉の毛の多さは、茎頂に花が咲いて、槍の穂になっても苞葉や茎に残る。▼



▲ コケが広がる斜面、土は少しずつ崩れ落ちている場所だけれど、
僅かに残っている土にやっと根を下ろしている。▼



▲ 穂先が見え始めている。▼

▲ 広がったとしても、花茎が立ってスズメノヤリらしくなったとしても
この根生葉周辺の姿は変わらない。▼

(2020.02.19 須磨離宮公園)

咲いている…と言う草花ではないけれど

花も咲かせる雑草。
花が咲くから果実もしっかり出来る。




▲ 白い毛が目立ちはじめると、スズメノヤリの目覚め。▼

スズメノヤリ(雀の槍)イグサ科スズメノヤリ属 Luzula capitata
(2020.01.06 須磨離宮公園)


▲ 花の頃 めしべ先熟、花粉を貰う頃にはおしべが伸びて来る。
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去年のスズメノヤリ・果実 スズメノヤリ 二年前 芽生え



2 コメント

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芽ばえの頃から (こいも)
2020-03-15 22:07:48
林の子さん
芽ばえの頃から見れれば良いのですね。
なれないと気がつくのはある程度の形にならないと見逃してしまいそうです。
少しずつ何度も見ていかなければと思います。
果実も見させていただきました。
ますます何度も見なければと思いました。
いつもありがとうございます。
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一度のんびり出来れば。 (林の子)
2020-03-15 22:29:16
樹木とは違っても草花は見えない部分は余り無いので
お気に入りが見つかれば、次の年にはその場所が残っていれば
一度だけ、のんびりと芽生えを見ておくのも面白いものです。
ただ、その場所が必ず残される…保証はないですけれど。
雑草と呼ばれているものは、しばらくの間は何処かしらで見ることが出来るので
何度も見ている内に、お気に入りも見えてくるでしょうね。
ちいさきものたち、無理のない程度に付き合うと、それはそれは愉快な世界だと思います。
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