HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

アジサイ 2022-1

2022-06-12 | 複数の色 混色系

スイセンには日本スイセンがあるのに、どうしてアジサイにはセイヨウアジサイしか無いのか??
植物名に、トウやセイヨウがつけられるのは元々日本に無かったものだから…だそうだし
普通に日本スイセンと呼んでいるけれど、大陸渡来のもの。
アジサイの場合は、元々あったガクアジサイからの改良種を欧米で改良されたものがやってきたから…。
どこから来たのか、誰が作ったのか、とにかく元を辿らないといけないからややこしい。
何事もソウかも知れないと思いながらも
次々と登場する改造版に付き合えないなぁ~と恐れ入っている。
紐解くことで何か解決すればそれはそれで謎解き?の楽しみもあるのだろうけれど
中にはそのことを「無粋だ」などと一蹴される方が増えた。
いずれは人が頭脳を使う学問そのものが否定されるかも知れない。
アジサイの冬芽・葉痕を見てこんなことを考えること自体、無粋なのかも知れない。
日本原産の「ガクアジサイ」を品種改良したものが、いわゆる「アジサイ」。
そのアジサイをヨーロッパで品種改良して日本に逆輸入したものが「セイヨウアジサイ」…だそうだ。
 ところが、学名表記では、アジサイの品種、変種がガクアジサイになっている。
ヤマアジサイHydrangea serrata、その変種のアマチャHydrangea serrata var. thunbergii
舌状花を持たないコアジサイHydrangea hirta、ノリウツギHydrangea paniculata、ガクウツギHydrangea scandens
ツルアジサイHydrangea petiolaris、カシワバアジサイHydrangea quercifoliaなどなど
アジサイ属には様々な種類があり、それぞれに園芸種が生み出されている。
その一つ一つに名前を付けて、正しく呼びならわすことなど至難だ。
ただ、アジサイ、セイヨウアジサイを区別するために、後者を「ハイドランジア」と呼ぶのは止しにしたい。

アジサイの冬芽・葉痕を撮っていた頃の書き込み。

毎年そう思っているから、たぶん今年もお気に入り以外のアジサイの品種名など調べることもしない。
















(2022.05.29 明石西)












(2022.06.01 田町)






アジサイ(紫陽花)アジサイ科アジサイ属 Hydrangea macrophylla f. macrophylla(Hydrangea macrophylla var. macrophylla)
セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)Hydrangea macrophylla f. hortensia
ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis(=Hydrangea macrophylla var. normalis)
(2022.06.07 王子町)


▲ アジサイ終章 ▲
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