時折、ブログに上げる画像に学名は必要なものですか、と聞かれる。
「学問」として共通の言葉だろうから、必要なものだ。
ところが趣味の世界では、必要かどうかは個人的に決めることで充分かも知れない。
ただ学問の世界には幾つもの系統があるのだから
一つ一つをしっかり調べた上で記載しておきたい。
系統の違いを殊更云々する方も多いようだけれど
それを間違っていると口にすること自体、素人には口幅ったいことだと認識したい。
学名が必要かどうかなど、必要でないと思えば書かなければ済む話だ。
ユキノシタ科だったのがアジサイ科に変わって良かった…とか
やはりアジサイ科の特徴が有りますね、などと偉そうなことを言って
ご自分の「知識」を吹聴される方も増えた。
そんな自慢話を他人様のブログに書くよりも
これもアジサイの仲間なのですね…で十分だ。
柏葉アジサイなどと言う日本名がつけられているのだから。
（2018.06.25 森林植物園）
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▲ 花の咲き方全体像は普通の紫陽花とは違っているけれど
周辺の「装飾花」とその下に隠れている「中性花」は同じ構造をしている。▼
▲ 額紫陽花のページに書いたとおりで、装飾花はめしべが退化している「雄花」と見るのが妥当だろう。
その下に隠れる様に咲いているのが「両生花」、しっかりおしべ、めしべ、花弁、あるかなしかの萼片が備わっている。
▲ 生育条件の違いでおしべの本数、めしべ柱頭の分岐、花弁の数などは幅があるけれど
おしべ10、めしべの柱頭2岐、花弁5、萼片5が普通。▼
（2018.06.02 須磨離宮公園）
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（2018.05.27 須磨離宮公園）
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（2018.05.15 大道町）
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カシワバアジサイ（柏葉紫陽花） アジサイ科（←ユキノシタ科）アジサイ属
Hydrangea quercifolia
（2018.04.27 北王子町）
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▲ 装飾花に咲く花は不稔 ▲ 花期の終わり、装飾花は裏返る。剪定の目安でそのまま残すと次の年の花付きに影響も出る。
▲ 白だった頃の去年の花 ▲ 冬芽・葉痕
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今年の冬芽・葉痕 枯れ姿 新緑 カシワバアジサイ
一重もと～っても素敵です。
何と美しいのでしょう～～～
こいもは一重の方が好きです・・・
白いのはガクで良いのでしょうか？
その下の方で可愛らしくゴチャッとしているのは・・・？
これって凄く気に入ってしまいました。
ますます一重のものを探したくなりました。
ありがとうございました。
アジサイは様々に改良されているので、特徴的な外周にある「装飾花」が目立ちますね。
その装飾花の多くは、めしべ・おしべの機能を失っているのですが
中心部には「花」の機能を持ったものが咲きます。
他のアジサイ類も似たような構造ですから、飾り意外にも目を向けると面白いです。
私は、中でも飾りが全く無い、コアジサイが好きです。
近寄るとほんわかとした匂いが漂ってきます。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/e1878e55ab01bde544d9dbef164a5622
紫陽花・・・色々あるのですね。
すっごい～～～興味津々です。
こちらでとても美しい紫陽花を見させていただき
ちょっと興奮気味です。
ガクの陰に隠れるように咲いたお花・・・
何とも素敵です。
真っ白なお花の時もその先の咲き進んだお花も
冬芽や葉痕・茶色になったお花も
とても美しいと思います。
コアジサイも是非見てみたい紫陽花のひとつになりました。
紫陽花に対する気持ちが変わりました。
ありがとうございます。
そう思うと撮りやすい花ですね。
わざわざ「紫陽花寺」と称して人集めに躍起になっている場所も多いですし
混雑する場所で三脚立てて顰蹙買う人も多い季節。
身近な場所でも咲いている紫陽花をのんびりと撮るのも良いものです。
見方が少し変わると、ありふれた花でも面白いものだと思いますね。