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去年春、須磨離宮公園の新装なったレストラン二階で開催されたボタニカルアート展。
その会場で、牧野図鑑の記述などで幾つも意見を口にされた作家から
スミレを描かないといけないのだけれど奈良の地元では余り見つけられない…と聞かされた。
何処にでも普通に咲いているから…とも思ったけれど
たまたま会場から徒歩数分の園内の階段脇に咲いていたから案内した。
ところがやはり植物に興味があるのがボタニカールアート作家。
途中であちこち寄り道して、スミレに辿り着いた?のは30分近く経ってからだった事を思い出す。
ヒサカキはコバノミツバツツジの咲くその春に咲いていた。
▲ ハマヒサカキの葉には丸みを帯びた鋸歯、葉先は少し凹む。▼
▲ 雌雄異株、異花。雄花は釣鐘状で雌花より大きい。▼
ハマヒサカキは雌雄異株、異花。以上が雄花。
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以下が雌花。
▲ ハマヒサカキは雌雄異株、異花。雌花は花弁が平開するが雄花より小さい。▼
▲ めしべは三裂するが、時折二裂も見える。▼
ヒサカキ(姫榊) サカキ(←ツバキ)科ヒサカキ属 Eurya japonica
ベニヒサカキ(紅姫榊) Eurya japonica f. rubescens
敢えて分けないとする見解が多い。
ハマヒサカキ(浜姫榊) Eurya emarginata
ヒメヒサカキ(姫姫榊 姫柃) Eurya yakushimensis (=E.japonica var. yakushimensis)
屋久島固有種、おしべが5個、花被片は平開。
サカキ(榊) Cleyera japonica
新分類体系ではモッコク科、ツバキ科の一部はPentaphylacaceaeに移され、和名としてサカキ科の新称が付いた。
サカキ、ヒサカキ、ハマヒサカキ、モッコクなどがツバキ科から移動している。
(2019.12.11 明石公園)
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▲ 葉が小さいハマヒサカキ(浜姫榊)。
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ヒサカキ ハマヒサカキ サカキ(榊)
ハマヒサカキ ハマヒサカキ 果実
ヒサカキ(姫榊) サカキ 冬芽・葉痕 サカキ(榊 果実)
ヒサカキのお花がびっしりとすごいですね。
雄花の方が大きいのですね。
こちらの公園のヒサカキは刈りこまれてしまいました。
「木をあまり大きくしないため…」
そのように説明が書かれていたように思います。
小さな小さなお花なので撮るのが難しいです。
「ツバキ科~サカキ科」になったのですね。
ありがとうございます。
それよりは小型と言う事で名付けられた「姫榊、ヒサカキ」ですけれど
やはり大樹になりますね。
葉が小さく密に付くのでよく植え込まれているハマヒサカキも
剪定しなければ大きく育つのですが殆どは人の膝程度に刈り込まれています。
ヒサカキも公園樹としては育ちすぎて広がらないように刈り込まれてしまうのでしょうか。
ここでは上に伸びないように刈り込まれているので、枝は横に広がって来てこの画像のような横枝だの花が撮れました。
DNA鑑定などの手法で編まれた新分類体系がここ20年くらいの間に広がっているのですが
植物分類体系には幾つもの系統があるので「これが正しい」と言うのは難しいです。
図鑑や植物園でもツバキ科と書かれている事も多いですから。
なので、素人が全部を正しく書き表せないと思いますから、慣れ親しんできた体系と併記しています。