HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ツワブキ(石蕗、艶蕗)

2021-01-12 | 草 果実・種子

何カ所かでツワブキの綿毛を撮ろうとしたのだけれど
花が終わってそのままになっているところが多かった。
暫くしてそこを通り掛かった折には跡形も無くなっていた。
今年は綿毛が期待薄??などと思ったけれど
須磨ではしっかりと綿毛が飛び交い始めていた。


▲ 花が終わった後。このまま残されるはずもない。▼









▲ それでも残されていると萎れた花冠を押し上げるように綿毛が伸びる。▼

▲ 筒状花の花冠が枯れ残ったままだと、汚れた感じに見える。▼



▲ 枯れ果てた中心部の筒状花もやがて綿毛の先から落ちる。▼







▲ 花冠が落ちた痕が開いた綿毛の真ん中に残っている。▼







▲ 綿毛の下には果実。▼



▲ 綿毛が着地した場所で新しい芽吹きが始まる。▼



ツワブキ(石蕗、艶蕗)
 キク科ツワブキ属 Farfugium japonicum
(=Farfugium tussilagineum 、Ligularia tussilaginea)
(2021.01.06 須磨離宮公園)

綿毛は下図の「1.子房」部分が膨らんで果実が出来、「2.冠毛」が果実を運ぶ為に伸びて来る。
【キク科図解】

1. 子房 2. 冠毛 3. 筒状花の花冠 4. 舌状花の花冠 
5. 合着しているおしべ 6. おしべの花粉 7. めしべ 8. めしべの柱頭
成熟期になると、めしべはおしべの花粉を押し出すように伸びて来る。


▲ ツワブキ終章 ▲
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今年のツワブキ 綿毛の頃 冬姿 離宮公園のツワブキ 枯れ姿 
ツマグロキンバエ ツワブキに集まる昆虫 キクに集まる昆虫


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