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HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ツワブキ(石蕗、艶蕗)

2017-10-26 | 秋 黄色系

ツワブキの黄色が、倒れこんではいるけれど点々と見える。
他にはヨメナの薄紫

ここでは栗の枝があちこちに散乱している。




▲ 倒れこんでいる茎から幾つもの蕾。花はこれから幾つも咲くだろう。





▲ ツワブキの花は横向きに咲く事が多い。今日は倒れこんで咲いていた。



▲ それでも虻や蝿は飛び交っている。



▲ ツマグロキンバエ ♀







ツワブキ(石蕗、艶蕗)
キク科ツワブキ属 Farfugium japonicum
(=Farfugium tussilagineum 、Ligularia tussilaginea)

(2017.10.24 須磨離宮公園)


▲ 去年のツワブキ ツマグロキンバイとキゴシハナアブ

▲ キク科図解(再掲)


【筒状花の雄性先熟性】
ツワブキなどのキク科の花(頭花)は、周辺の舌状花と中心部の筒状花から成る。
頭花は外側の花から中心へと開花が進む。
筒状花は小花の集まり、花冠の中心にあるおしべは5本が葯のところで合着、筒状になっている。
花粉は筒の中に出てから、めしべの花柱に押されて筒先から溢れ出る。
花粉が出切ってから、花柱が伸びて先が2裂、分かれた又の間が柱頭となる。
花粉が出切ってからめしべが受粉可能となる「雄性先熟」なので、
花粉が同じ花に受粉する「同花受粉」は起こらない。
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去年のツワブキ 冬姿



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ツワブキの黄色 (こいも)
2017-10-27 00:41:07
林の子さん
まぁ~ツマグロキンバエが素敵です。
ツワブキの黄色のお花の上で最高ですね。
躍動感がすごいです。連写するのですか?
今季は出逢うのは雄ばかりで
逢いたいのですが雌には逢えておりません。
台風にも負けずツワブキが美しく頑張っていますね。
とても倒れ込んでいるようには見えません。
やはり撮り方なのでしょうか・・・
小さな筒状花の中心にある柱頭のようなものは
持ち上げられているように見えますね。
小さなものが気になって仕方ないです。
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お邪魔虫 (林の子)
2017-10-27 11:30:48
ツワブキの花は大きいので、お邪魔虫とは思わないのですが
小さな花を撮っているときにそこにやってくる昆虫はお邪魔虫。
たまたまやってきた昆虫を撮っていると、肝心の花を撮り忘れます。
ですから普通は余り熱心には撮らないのですが
大きな花だと、追い払って撮り終わってから、昆虫にカメラを向けることは多いですね。
一眼レフではないので、クローズアップレンズ一枚を着け
ブームの望遠端で30㌢離れて撮るとこの画像になります。
連写モードは昆虫を撮るときにだけ使います。
10枚も撮れば1枚くらいは使える画像がありますね。

キク科の花の多くは、筒状花も一つの花の単位なので、似たような構造です。
五枚の花弁、そこに最初は筒状に合着したおしべが伸びあがり、
やがてその筒の中からめしべが伸びて花粉を貰う。
幾つかの花をじっくり見ていると、それぞれの過程が見えるので楽しいですよ。
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図解で・・・ (こいも)
2017-11-03 01:50:53
林の子さん
図解を見るととても嬉しくなります。
これからはキク科のお花見る目が変わると思います。
ツマグロキンバエと写っている筒状花を見ると
飛び出している雄しべの様子が良くわかります。
色々とありがとうございます。
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それは良かったです。 (林の子)
2017-11-03 10:28:32
自分の目で確かめると、やはり確かなものになりますね。
そうすると今度は違った部分にも目が慣れてきて、新しい事を覚える。
好きな事だとその繰り返しだけで、どんどん広がって深まってゆくものだと思います。
おしべが花粉を出し切った花は、しっかりとめしべの柱頭が伸びて
そこに別の花の花粉を付けたツマグロキンバエなどが飛んで来て…。
撮る被写体も次々増えることになりますね。
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