HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

カリン(花梨、花櫚)

2020-04-07 | 木本 冬芽・葉痕

幾つかの桜はまだまだ元気。
今年は桜狂想曲にならないからお陰で静かに花見が出来る。
桜の前に咲いた花は、こちらも静かに新葉を出して果実も出来始めている。
これほど静かな春は又とないだろうか。
カリンがやっと咲き始めている。


▲ カリンの木は直立性、真っ直ぐ上に伸び続ける。
ここの木は、むしろ枝を横に広げて余り上には伸びない。
マルメロ??と言われているけれど、葉の鋸歯は目立つからカリンだろう。▼





▲ 花は薄桃色、良く見かける桃色花とは違った雰囲気。雄花ばかりが目につくこの木。▼







▲ 両性花??

(2020.04.06 須磨離宮公園)

やっと開花。
これからは桜も咲いて賑やかになる。








(2020.03.24 明石公園)

冬芽から新しい葉が広がり始めようとしている。










▲ 葉の縁には粒々が並んでいる。
いずれは葉の周囲の鋸歯になり、先端の腺(分泌機能を有する細胞を腺細胞と言う)は黒い点になる。
蜜を分泌する腺が蜜腺 。▼


(2020.03.13 明石西公園)














カリン(花梨、花櫚)
 バラ科ボケ属 Chaenomeles sinensis
榠樝(べいさ)、花櫚 生薬名は木瓜(もっか)
安蘭樹(アンランジュ)または菴羅樹(あんらじゅ)、菴羅はマンゴーのこと。
(2020.03.02 明石西公園)


▲ こちらはアーモンドの花、咲いている。▼



アーモンド(Almond) バラ科サクラ属 Prunus dulcis(=Amygdalus dulcis)


▲ カリンの冬芽 カリンの両性花 ▼

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カリン 冬芽から芽吹きの頃 カリン(花梨、花櫚) 



4 コメント

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カリン…両性花 (こいも)
2020-04-07 17:56:52
林の子さん
両性花の雌しべが5本綺麗ですね。
良くわかりました~♪
新葉を一周している粒々は蜜腺ですか?
とても美しいです。
見どころがたくさんありますね。
アーモンドのお花も素敵ですね~
素敵なお話とともに見させていただきました。
ありがとうございます。
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腺ですが…。 (林の子)
2020-04-07 20:08:38
「腺」は分泌組織細胞、そう理解しています。
「蜜腺」は、その分泌物が「蜜」なのでそう呼ばれているのだと理解しています。
カリンの葉の周囲にあるのは、葉の鋸歯の先端部分で、蜜を分泌するものでは無いと思います。
ですから、花が咲き葉が大きく広がる頃には鋸歯の先端部分は
黒い点になっていると思います。

桜の頃に咲くアーモンドの花を見ると、やはり今でも頭の上がらない人たちを懐かしく思い出します。
花の一つ一つは、そんな記憶と共に印象に残ると良いですね。
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腺と蜜腺 (こいも)
2020-04-11 01:12:27
林の子さん
「腺」と「蜜腺」のこと…ありがとうございます。
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桜の葉 (林の子)
2020-04-11 08:39:48
植物の「蜜腺」では、桜の花が面白いですね。
花弁の根元付近には、他の花でも蜜腺があるようですが
桜にはもう一つ、花後に展開する葉の柄部分に「花外蜜腺」があるので
もう暫くは桜も楽しめそうですよ。

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