HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ヤマブキ(山吹)

2021-04-28 | 春 黄色系

公園の石垣を見せる為に取られた愚挙の結果
西側も北側も高木は伐られた。
お陰でこの場所のヤマブキもかなり伐られた。
誰かの発言が議会決議?となって、結果城の石垣を見せる為にと伐採が進んだらしい。
お役所仕事、そういう人もいるようだけれど、お役所とは人の嫌がることはしないものだ。





















(2021.03.27 明石公園)






ヤマブキ(山吹) バラ科ヤマブキ属 Kerria japonica
(2021.04.23 森林植物園)

【蛇足 聞き語り】 
ヤマブキが上げられたブログには必ず太田道灌の「七重八重…実のひとつだに 無きぞ悲しき」が登場する。
実際には太田道灌がそう詠んだのかどうかよりも、無知を恥じたのだという逸話の方が記憶には残っている。
その概説は以下の通り。
道灌が鷹狩に出て雨に遭い、蓑を借りようとしたとき、若い女に山吹を差し出され、怒って帰った。
後で『七重八重花は咲けども山吹のみの一つだになきぞ悲しき』という古歌(『後拾遺集』兼明親王)の意だと後で知り、
己の無学を恥じ、その後は大いに和歌の勉強にも励んだのだという逸話である。
鎌倉・室町の戦乱の時代に数々の武勲を立て、

最後は妬みからか暗殺されてしまった道灌の逸話の一つだと思えば済む。
築城の名人と呼ばれた道灌の残した江戸城、川越城などは知恵者の工夫が幾つも残っていると聞く。

 
▲ ㊧ヤマブキの果実  ㊨しべが花弁化している為、果実のできない「八重」咲き ▲
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花の頃 八重 山のヤマブキ



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