HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ヒャクニチソウ(百日草)

2021-09-03 | 複数の色 混色系

大柄の花だし、色合いが目立ちすぎる。
ここまで派手だっただろうかと訝る程に花色は豊富になった。
大昔の話だけれど夏休みがあった頃のこと
早朝のラジオ体操の後には、社会奉仕活動?とやらで、学校花壇の水遣りが児童に課せられていた。
朝顔、グラジオラス、カンナ、ニチニチソウ、ヒャクニチソウ…。
かなりいい加減な水遣り当番をしていたから
たびたび職員室の前に立たされていた。
夏の花を見ると、だから職員室の前に立たされていた事を思い出してしまう。
最近では矮性のヒャクニチソウも登場している。


▲ 筒状花は開いていない。舌状花も花弁の蕾すら見えず、苞片の先端部分だけが塊に見える。
花が咲き進むと下の画像のように苞片が目立つ「花殻の山」が出来る。▼

▲ 舌状花弁の下には総苞片が並んでいる。▲



▲ 筒状花が咲き進むと、舌状花は少しずつ色褪せ始める。▼







▲ 筒状花の中心部は、合着したおしべ、その中からめしべが花粉を押し上げるのは
多くのキク科の花に共通する仕組み。▼

ただ、ヒャクニチソウには冠毛は無いと考えている。
▼ 筒状花の開花が進み、周辺部はめしべの柱頭が目立つようになる。▼




(2021.08.01 硯町)


▲ 色様々になった舌状花にはめしべだけが付く、▼

▲ それに比べて、筒状花は黄色だけ、舌状花の合着したおしべから花粉を押し出してめしべが伸びている。▼





▲ 筒状花の中心部、咲き進むとめしべがおしべの花粉を押し上げる。
その後、花弁・おしべは萎びてめしべだけが目立ち始める。▼

▲ 筒状花は先端部分まで咲き上がり、舌状花弁も萎れ始めている。
筒状花が全部咲ききる訳ではなさそうだけれど、ほぼ中心部まで咲き上がるとこんな姿になる。
咲き終わった花は色を無くし、苞片だけが残っている。▼

ヒャクニチソウ(百日草)
 キク科ヒャクニチソウ属 Zinnia elegans
(2021.09.01 北王子町)



 
▲ 左はジニア・プロフュージョン(サカタのタネ販売の小型のヒャクニチソウ)  
右はヒャクニチソウ と思ったけれど、別種の花。
チトニア・ロツンディフォリア(メキシコヒマワリ) ▲
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ヒャクニチソウ ジニア・アングスティフォリア(ジニア・リネアリス) ホソバヒャクニチソウ
ヒャクニチソウ ジニア プロフュージョン



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