渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

2040年 ガソリンエンジン車の販売禁止

2021年01月19日 | open


英仏は2040年にガソリンエンジン車の新車
販売を禁止する方針だ。
おバカな日本は、それよりも先んじてやろ
うと小池都知事が2035年からの販売禁止
案を打ち出した。思いつきだけで。何の
具体的なビジョンも無いまま、口で言うだ
けのやり口で。

ガソリンエンジン車を全廃するとなると、
関連産業はどうなるのか。どうなるという
よりどうしようとしているのか。
ガソリンエンジンを無くすという事は、
オイルを無くす、ということだ。
つまり、原油産業を無くすということ。
自動車燃料だけでなく、関連油脂産業も
無くす事だし、現行の関連機械産業も
くすという事だ。
一体、何十億人の人たちが職を失うのか。

ガソリンエンジン車全廃を言う連中は、
それらの代替案について一切明言してい
ない。小池もだ。
ただ、机上空論のようにガソリン車を無く
せば地球環境があ、と言う。極めて戦略
的なプランも何も無い。
しかし、そうしたガソリンエンジン全廃
の声に同調する傾向に世界が流れている。
何か、とんでもない危険な動きが胎動し
始めたように思える。
それは、「コロナなんかには負けない。
マスクなど要らない」と観念的な面だけ
で物言いをして結局コロナに罹患して、
後々「しまった」と気づくように。

かつて、原発がそうだった。
安全で綺麗なクリーンエネルギーを作れる
として仕掛け人たちは世界の人々を騙して
巨大な利潤システムを作り上げた。
今回のガソリンエンジン車全廃の流れも、
それと同じ質性を私は感じ取る。
ガソリン車全廃の動きは、何かうまく説明
はできないが、嘘まみれで危険な臭いが
ぷんぷんする。

この記事についてブログを書く
« 2ストロークマガジン廃刊!! | トップ | プランニング »