昨日のニュースで「日本維新の会」が分裂することを知った。見た瞬間に「やはり」と思った。当然の帰結である。
『Vol.14097 「烏合の衆」の野党再編はもう止めだ』にも書いたが、もともと石原慎太郎氏と橋下徹氏は考え方が相当違う。
最近TVで橋下氏のインタビューを聞いたが、「自民党に対抗するには野党再編しかない」ことを言っていたが、これを聞いてVol.14097のブログを書く気になった。
分裂のきっかけは「結いの党」との合流で、改憲を目指す石原氏と反対する「結いの党」に、橋下氏が「まあまあ」と割って入った形だ。
意見の違いを数の論理でゴマカス橋下氏のやり方に、石原氏が業を煮やした、ということだろうが、もっともな話である。
橋下氏の数の論理を聞いて「そんな人なんだ」と驚き、がっかりもしたが、もともと「大阪都構想」は地方の問題で、東京都知事の石原氏と組むと言う、東京大阪構想が人気取り以外の何ものでもない。
ポピュラリズム(大衆迎合主義)は国民を馬鹿にしている。第2次大戦を「侵略だ」とする橋下氏と「侵略でない」石原氏の意見の違いを聞いて「こりゃあダメだ」と思っていた。
橋下氏は「従軍慰安婦問題」でも「どの国でも有った」発言は、認めていることになる。歴史問題に疎い弁護士さんに嫌気が差した石原氏は、息子にも期待できず、この先どうするのか心配になる。
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