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Vol.57 右翼と左翼の定義

2013年11月21日 | 政治

 もともと右翼と左翼の定義なんか無くて、線引できるものではない。相当の難題だが、私は国境を意識するのが右翼、国境を意識しないで世界を階級対立と考えて、労働者階級に立つのが左翼と見ている。これで大きな間違いはない。

 若い時に必ず一度は、「世界が一つになれば戦争は起こらない」と考える。左翼思想の始まりだ。何故一つになれないか、「金持ちと貧乏人がいて、金持ちがそうしない」と不平等に気付き、「金持ちの富を貧しい人に分配すれば、平等になれる」と経営者と労働者の対立へと意識は発展する。

 この考え方がマルクス・レーニン主義の「階級闘争の資本主義は、歴史的必然性を持って倒れる。次はプロレタリアの時代」だ。ソ連はコミンテルンを設立して、世界同時革命を目指したが、そうはならなかった。

 何故そうならなかったか? 世の中は理屈どおり、キレイ事では済まない。人間なんて何億年と続く、所詮動物の延長線上の生き物だ。権力を握ると理性より動物本能が勝る

 ソ連が崩壊した時、権力を離さないチェコ、ルーマニアの独裁者の末路は哀れだった。北朝鮮の金は3代続く世襲制だ。中国は国民選挙すら無い未だ一党独裁国家だ。これを資本主義に続く社会主義、共産主義だと誰も思わない。この国は近いうちに滅ぶ。

 人間、年を取ってくると次第に保守的になり、自分の生命と、(有ればの話だが)財産を守ってくれる国を熱望する、右翼思想になってくる。

 共産党や朝日新聞など左翼思想の持ち主は、とかくキレイ事が多過ぎる。理性と動物本能のせめぎ合いで、そのうち言ってる自分に息が詰まって錯乱する。私や自民党、産経・読売新聞など右翼思想は、本音が出て自分の国は自分で守る国防意識が強くなる。

 ある時、横須賀にある日露戦争の旗艦「三笠」を見学した。後日、海上自衛隊の横須賀基地を市民に公開した時、軍艦ではない「護衛艦」を見て、私は「大砲はどこに積んでいるのですか」と質問すると、自衛隊説明員は困った顔をして「今は大砲でなく、ミサイルの時代で、ほらっあそこに有りますよ」と言われ、こちらも赤面した。

記念館「三笠」へリンク

 左翼思想を持った人は、三笠どころか、未だに戦艦大和の「巨砲主義」を語っているような時代錯誤にしか聞こえない

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