4/8日付け各紙に載った「日本とオーストラリアでの経済連携協定(EPA)について大筋で合意した」記事は、久し振りに多くの点で胸がスカッとした。
というのもTPPで「牛肉の関税ゼロ」など、一切の妥協を拒んでいる米国のあせりを誘う効果もあるという。案の定、米国は早速TPP交渉打開に向けて動き始めている。
牛肉の輸入量は米国よりも豪州の方が圧倒的に多い。「米国よりも先に豪州との関税引き下げで折り合いをつけた戦略」が良い。
さらに豪州との戦略的関係を強めることの重要性があり、中国を牽制するのに同じアメリカ同盟国の豪州との連携が欠かせない、ことだ。
中国抜きの経済的枠組みを構築するTPPの隠された狙いも、まさにそこにあるのが嬉しい。
もう一つ、豪州も昨年9月の総選挙で6年ぶりに保守政権が誕生した。前首相は「露骨な中国重視と日本軽視の外交政策を採ってきた」らしい。
日本も2012年12月の総選挙で腐敗・堕落の民主党政権が惨敗し、自民党政権に交代した。残るはオバマ民主党の米国大統領選挙だが、2016年末とまだ2年以上もあるのが残念だ。
余談ながら(司馬遼太郎風に)産経抄にある「タイの山田長政」だが、バンコクからアユタヤに行く途中に「山田長政が活躍した場所」があり、立ち寄った。
山田長政を知ったのは子供の頃、マンガ「冒険ダン吉」だったろうか、こんな所で会えるとは本当に驚いた。
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