KDDI(au)は9日、今年4月に立ち上げた携帯電話の新ブランド「iida」の第2弾の商品発表会を東京都内で開いた。
5枚の薄板を重ねたような外観が特徴の「PLY(プライ)」など携帯電話機2機種のほか、ネズミを模した充電器など遊び心に富んだ23種類の周辺機器をそろえた。
●薄板重ねたデザイン
今月中旬以降に発売する「PLY」はプロダクトデザイナーの神原秀夫氏が設計を担当。
薄い木材を張り合わせて強度と美しさを出すプライウッド(合板)をヒントにデザインし、茶系やピンク系など自然な風合いの着色を施して温かみのある外観に仕上げた。価格は4万円前後の見込み。
プロダクトデザイナーの深沢直人氏を起用した携帯電話機「PRISMOID(プリズモイド)」は、昔の人が思い描いたであろう未来を表現したといい、幾何学的な外観が特徴だ。
12月上旬の発売を目指しており、価格は2万円台半ばとなる見込み。
このほかiidaブランドの周辺機器として、携帯電話の電源コードの上で小鳥が羽根休みをしているような充電器や、草花の影をモチーフにした画面クリーナーなどを発表した。
周辺機器は、従来のau携帯電話でも利用できる。インターネットの専用サイトなどを通じて、10月上旬以降、順次発売する予定。
【記事引用】 「日経産業新聞/2009年9月10日(木)/3面」