スマートフォンなど携帯情報端末を巡る訴訟が増えている。米アップルは韓国のサムスン電子を特許権侵害で提訴し、世界の主要スマートフォンメーカーとの対立が鮮明になった。
携帯情報端末は新製品の発売で市場が急拡大している。相次ぐ訴訟は、陣取り合戦の厳しさを示している。
●サムスンは反訴計画
アップルは15日、サムスンのスマートフォン「ギャラクシーS」やタブレット端末「ギャラクシータブ」 . . . 本文を読む
韓国と台湾のIT(情報技術)大手の明暗がスマートフォンなど新型端末への対応ぶりで分かれている。
韓国サムスン電子と台湾・宏達国際電子(HTC)がスマートフォンで欧米大手を脅かす一方、韓国LG電子や台湾・宏碁(エイサー)は業績が悪化。
新型端末の普及は、IT機器の製造受託サービスを含むアジアの電子産業全体の勢力図を変えようとしている。
●開発遅れで連続赤字
韓国ではLG電子が . . . 本文を読む
中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)とオランダの半導体メーカー、NXPセミコンダクターズはこのほど、ZTEの次世代端末にNXPのNFC(近距離通信)技術を組み込むことで提携合意したと発表した。
●端末を多機能化
NFCは、NXPとソニーが開発した13.56MHz帯の近距離無線通信規格。
ZTEは、NXPが開発したNFCチップ「PN544」をスマートフォンからエントリレベルの携 . . . 本文を読む
世界最大の携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」がスペインのバルセロナで14日開幕した。
ノキアなど欧州大手に加え、攻勢が目立ったのが韓国メーカー。LG電子やサムスン電子がスマートフォンの新機種を相次ぎ発表。高精細な画面など機能の充実で米アップルに対抗する。
●真のタブレット競争
「トップの座を狙うべく本格参入する」。韓国LG電子のパク・ジョンソク副社長は1 . . . 本文を読む
米IDCはこのほど、10年および第4四半期(10-12月)の世界の携帯電話出荷動向を発表した。
スマートフォンヘの買い替え需要に支えられ、10年通期は出荷数が前年比18.5%増の13億8820万台、第4四半期は前年同期比17.9%増の4億140万台を記録。
また通期、四半期とも中国メーカーのZTE(中興通訊)が4位に浮上、業界勢力図を書き換えた。
●買い替え需要喚起
10年 . . . 本文を読む
アジアの携帯電話メーカーが廉価版スマートフォンで日本市場に攻勢をかけている。
2010年冬~11年春モデルで、韓国LG電子や中国の中興通訊(ZTE)、華為技術(ファーウエイ)などがアンドロイドを活用して安価に製造することを強みに、国内事業者に次々に供給。
出遅れた国内メーカーは巻き返しを図れるのか。
●製品化急ぐアンドロイド端末
「アンドロイドの市場でもナンバーワンを目指 . . . 本文を読む
世界の主要携帯電話メーカーの7-9月(第3四半期)業績がほぼ出そろい、各社の端末出荷数も明らかになった。
トップは、引き続きフィンランドのノキアだが、同期は米アップルやカナダのRIM、台湾HTCなどスマートフォンベンダーの躍進ぶりが目立った。
●アップル出荷数過去最高
アップルは、第2四半期にリリースした「iPhone4」が好調で、出荷数は過去最高の1410万台を記録した。
. . . 本文を読む
世界の携帯電話端末市場でスマートフォンの存在感が高まっている。
ノキアなど主要5社の7-9月期の販売台数に占めるスマートフォンの割合は30%に達した。業績面でもスマートフォンの好調だったメーカーが上向く傾向が強まっており、成長市場をめぐる競争が激しさを増している。
●各社業績好調
スマートフォンの販売台数を前年同期実績と比較できるノキア、韓国サムスン電子、米アップル、カナダのリ . . . 本文を読む
世界の携帯電話メーカー大手の2010年7-9月期業績は、スマートフォンが命運を握っている。
英ソニー・エリクソンの7-9月期連結決算は好調なスマートフォンにより単価下落を最小限に抑え、営業損益の黒字転換を果たした。
韓国のサムスン電子もスマートフォンを中心とした携帯電話事業が液晶パネルやテレビの減益要因を相殺して好決算を維持しそう。
一方、同分野で出遅れたフィンランドのノキアは . . . 本文を読む
世界最大の携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」がスペイン・バルセロナで15日に開幕した。
端末大手はインターネットの操作性を高めたスマートフォンの新機種を発表。市場全体が伸び悩むなか、高成長の高機能分野が主戦場となり、日本勢も対応を迫られそう。
●スマートフォン時代の幕開け
2009年の出荷台数が前年比15.6%増と好調を続ける世界シェア2位(約20%)の . . . 本文を読む
スペイン・バルセロナで開かれた携帯電話の見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」が18日に閉幕した。
携帯電話世界最大手フィンランド・ノキアが出展を見送る一方、展示場内では中韓メーカーの存在感が際立った。これまでMWCと縁が薄かった米グーグルのトップが基調講演をするなど、産業の主役交代を印象づけた。
●MWCの主役の1社
「2月14日に、サムスンから新たな携帯電話が誕 . . . 本文を読む
インターネット検索エンジン最大手の米グーグルは12日、同社の基本ソフト(OS)アンドロイドを活用した自前の携帯電話機器の開発を本格化したことを明らかにした。
ネット界で急成長した同社が、米アップルのiPhoneなどにより競争が激化する市場への参入方針を事実上表明したもので、業界の勢力図に影響を与えそう。
●広告収入増の狙い
同社は同日、試験的使用に向けアンドロイド搭載の端末を . . . 本文を読む
インターネット検索最大手の米グーグルが、新型の携帯電話端末の開発を進めていることが明らかになった。
米メディアによると、端末は台湾の宏達国際電子(HTC)が製造して、グーグルなどが開発した無償基本ソフト「アンドロイド」を搭載する。
●既存メーカーと競合も
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、グーグルが新端末をネット経由で販売して、利用者が個別に通信会社と契約を結ぶ手法で展開す . . . 本文を読む
米携帯事業者大手のTモバイルは22日、インターネット検索最大手グーグルが開発した無償ソフト群「アンドロイド」を搭載した初の携帯電話「G1」を米国で発売した。
初日には、ニューヨークの店舗に行列ができるなど、まずまずの出足となった。
●売れ行き予想以上
「グーグル携帯」発売イベントが行われたニューヨークの中心街、タイムズスクェアにあるTモバイルの店舗では、この日1日で約120台を . . . 本文を読む