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携帯電話の2010年世界携帯電話出荷、19%増の14億台 ZTEが4位浮上

2011-02-06 | 端末メーカー/世界



 米IDCはこのほど、10年および第4四半期(10-12月)の世界の携帯電話出荷動向を発表した。

 スマートフォンヘの買い替え需要に支えられ、10年通期は出荷数が前年比18.5%増の13億8820万台、第4四半期は前年同期比17.9%増の4億140万台を記録。

 また通期、四半期とも中国メーカーのZTE(中興通訊)が4位に浮上、業界勢力図を書き換えた。


●買い替え需要喚起

 10年の力強い伸びは、景気回復と中-低位のスマートフォン製品の拡大で、買い替え需要が喚起されたためとIDCは分析する。

 メーカー別出荷数では、通期、第4四半期とも上位3社の順位は同じで、ノキアが首位、サムスン電子、LGエレクトロニクスがこれに続いた。この順位は09年通期、同年第4四半期とも変わらない。

 4位はZTE。中国やアフリカ、南米など新興市場向けのローエンド端末で出荷数を大きく伸ばし、最近ではアンドロイドOSベースのスマートフォンで新市場も開拓。

 欧州や米国、日本など先進市場での存在感を高めている。

 通期5位は、スマートフォン専業のRIM。第4四半期の5位は、アップルが入った。09年まで常に上位5社にランキングされていたソニー・エリクソン、モトローラは後退した。

 IDCは、スマートフォン主導の携帯電話市場の拡大は14年末まで続くと予想。また11年のスマートフォン出荷の伸びを前年比43.7%増とした。


 <10年世界携帯電話メーカー別出荷台数シェア>
  ※カッコ内は前年シェア

  1位 ノキア:32.6%(36.9)
  2位 サムスン電子:20.2%(19.4)
  3位 LGエレクトロニクス:8.4%(10.1)
  5位 ZTE:3.7%(2.3)
  4位 RIM:3.5%(2.9)
  6位 その他:31.6%(28.4)




【記事引用】 「電波新聞/2011年2月4日(金)/2面」



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