今度は五輪開会式のショーディレクターの解任騒動が生じた。
解任されたディレクターは、過去に「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」とするとホロコーストのコントを行なっていた。
それに対して「どんなクリエーターでもユダヤ人の殺戮を面白がる権利はない」と国際的な人権団体が批判していた。
開会式を明日に控えて、またもやマイノリティーの人権に関わる問題の生起。何を大切にして五輪をやろうとしてきたのか、組織委員会の体質に厳しい声が上がる。
世界の祭典である五輪において、物事を曖昧にする日本的な人権感覚は通用しない。差別問題へ対峙する態度は「するかしないか」、「許すか許さないか」であり、「まぁまぁ」はない。
開会式前日に演出の統括役をやめさすという異常な事態が世界へ配信されている。
問題のディレクターが統括した開会ショーをどうするのか注視したい。