風の声

想いつくまま

プーチンの誤算

2022年03月10日 | 日記

戦争という名の「人殺し」を続けるプーチン。

連日、爆撃シーンを報じるウクライナのニュース映像だ。学校や子ども病院までが標的にされ砲撃されている。

人道回廊はロシアの正当さを演じる宣伝にすぎない。避難する先がロシア、言ってみれば人質にされるだけの理不尽なやり方だ。「人道的に避難させた」と演出しておいて陸空の総攻撃の準備をしている。

動員されたロシア兵たちは演習として聞かされ戦地へ送り込まれているようだ。友好の国ウクライナを攻撃し「人殺し」することへのためらいがある。プーチンが想定していた侵攻よりも手間取っているのは、前線のロシア兵たちが「不正義の戦争」だと気づき指揮が上がらないことにある。志願してまで自国を護ろうとするウクライナ軍との決定的な違いは大きい。

「人の心までは支配できない」これがプーチンの誤算のひとつだ。

すでに世界はITによって「情報に国境」はない。SNSで即座に情報が世界中を駆け巡る。そんな21世紀の時代に武力侵略を選択したプーチン。ひとたび「自由」を享受した国家と人々から「自由」を奪うことはできないこともプーチンの知性では理解できなかった。「ITに無知だった」プーチンの大きな誤算。

国際的な経済制裁は即効的なモノもある。中長期でロシアが失うものは計り知れない。「こんな国に投資などしない」投資家はそう打算する。それでなくても中国の経済力の10分の1しかなく疲弊したロシア経済。ロシア国民の窮乏は反プーチンの感情を高める。これもプーチンの大誤算のひとつ。

自滅への道を選んだプーチン。その消息を、暗殺やクーデターを恐れて「逃げて隠れた」とするものも出ている。

誤算だらけのプーチンの戦争だ。









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