風の声

想いつくまま

カープの試合はピースナイター

2018年08月07日 | 日記
「ピースナイター」として開催された今夜のカープのゲーム。

「平和な世界と核廃絶」をアピールするために2008年から始まった。
8月6日前後にマツダスタジアムで開催されている。

5回裏の終了後に緑色の「ピースナイター新聞」がスタジアムを染めた。
ジョンレノンのイマジンが流れ、ファンの手にしたグリーンが揺れる。
原爆ドームと同じ高さの25mにあたる席には赤色のピーススラインが出来た。

他にも、広島市長や県知事の平和メッセージなどが大型ビジョンで流され、
カープの監督や選手が作った折り鶴がスタジアムに展示された。

こうやって、プロ野球の観戦が出来るのも平和であればこそ。

試合は、カープが6対2で中日に勝利した。

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花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かれど

2018年08月07日 | 日記
「花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりき」

姉の葬儀をおこなった会場にあった色紙の詩。
作家の林芙美子さんの詩の一節だ。

「苦しきことのみ多かりき」の件が姉の人生と重なった。
それまで、幾度も触れた一節なのに、胸を突く。
寝る間も惜しんで働き、病の夫を長らく介護した姉。

「苦労だけの人生だったなぁ」と、つくづく想う。

48年の短い波乱の人生だった林芙美子さん。
その詩の全文だ。

 風も吹くなり
 雲も光るなり
 生きてゐる幸福(しあわせ)は
 波間の鷗のごとく
 漂渺とたゞよひ
 生きてゐる幸福は
 あなたも知ってゐる
 私もよく知ってゐる
 花のいのちはみじかくて
 苦しきことのみ多かれど
 風も吹くなり
 雲も光るなり


「風も吹くなり」「雲も光るなり」と結ばれている。
苦労の日々にも爽やかな風も吹き、その先には光もさす。

姉の人生も、そうであったのだと、胸のつかえがとれた。


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