荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

傘の巻、ふたたび。

2015年11月01日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




顧問弁護士んトコに打合せに行くべぇ、とマンションを出たら雨

『おやおや、ついていませんねぇ』と右京さんの様につぶやきながら、傘を取りに戻ります。

そして玄関脇収納庫を開けました…ん?あるはずの傘が無いではありませんか。

大事な大事な傘…。

ダック型ヘッドがニッケルで出来ている英国製傘…。

ちょっとパニクりました。

いつ失くしたか、まったく記憶から欠落しているため、正気に戻るまで少々時間がかかった位であります。

顧問弁護士んトコで打合せをしていても、上の空。

『あの傘、高かったんだよなぁ…』

『新しいの買おうにも、もう売ってねぇんだよなぁ…』

と、心の中ショボーンで、身が入りません。

打合せ後、手帳を開き、じっくりと思い出してみました。

【昨日】ラーメン屋ショットバー1軒目ショットバー2軒目日高屋………大丈夫。そもそも雨降ってねぇ。

【一昨日】天ぷら屋ガールズバーショットバー1軒目ショットバー2軒目ショットバー3軒目………大丈夫。この日も雨降ってねぇ。

【5日前】和食屋スナックオカマバーショットバーすき家………大丈夫。無問題。

【6日前】ショットバー1軒目ショットバー2軒目日高屋………大丈夫。

てな具合に、僕の近現代史を紐解いていったわけです。

でもダメ。まったく思い出せない。

しかしながら、ふと思い付きました。

『記憶に無い』という事は相当、生活に密着した状況ではなかったのか、と。

要するに『無意識に行動していた』時ではなかったのか、と。

そうしますと、だいぶポイントが絞られて来ます。

コンビニ・スーパー・図書館・かかりつけの医院…。

『こりゃ、コンビニだな

なんとなくですが、アッサリと解答が出ました。

そして、いつも行く我がマンションの1階のコンビニへ。

とは言え、どうやって傘の説明しよう…と思ったところ、思い出しました。

当ブログで傘を語った過去があった事を。

過去の記事。
傘の巻。

いや~ブログってやっとくもんですね。

この記事の画像をコンビニのおねぇさんに見せました。


実はちょっと僕が気に入っているサトウさん(推定22歳)に。

そしたら、すぐに『あっありますあります』と取りに行ってくれました。

いや~良かった良かった。

盗まれたとは思わなかったって?

思いません。

あんな2万円越えの傘を盗む度胸のあるヤツぁ、この街にゃ、いませんから。

『雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。それが自由というものだ』ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(ドイツの詩人・1749~1832)




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