ヒラリー・コールの2作目となるアルバム"You Are There ～duets"
アルバムタイトルからもわかるように12人の名ピアニストとの対話によって構成されている。かなり豪華な企画といわねばならない。
全部で14曲----ハンク・ジョーンズとデイブ・ブルーベックとは2曲（ナンデるぐらんト入レナイノ？）----収録されている。
その中の1曲"HOW DO YOU KEEP THE MUSIC PLAYING"を作曲者でもあるルグランのピアノと組んで録音している。
巨匠ルグランのプレイはいつも-----リリカル、そしてピアニスティック----と変わらない。時としてやや雄弁すぎるが....
ヒラリーの声は「誰かに似ているなァ、そうかリンダ・ロンシュタットだ」と思い至る。
前作、そしてこのアルバムと聴くならば、ヒラリーの歌い方はストレート。フェイクを利かせるでもなければアドリブもない。
こういうのをジャズ・シンガーと言えるのかというような五月蝿いことは野暮というもんでしょ。
時折混じるハスキーな声の魅力、そしてなによりも（？）その美貌（美声もだが...）。
Hilary Kole
You Are There ～duets
1. IF I HAD YOU(WITH HANK JONES)
2. EVERY TIME WE SAY GOODBYE(WITH CEDAR WALTON)
3. IT'S ALWAYS YOU(WITH FREDDY COLE)
4. LUSH LIFE(WITH KENNY BARRON)
5. THESE FOOLISH THINGS(WITH DAVE BRUBECK)
6. I REMEMBER(WITH MIKE RENZI)
7. HOW DO YOU KEEP THE MUSIC PLAYING(WITH MICHEL LEGRAND)
8. BUT BEAUTIFUL(WITH HANK JONES)
9. SOFTLY,AS IN A MORNING SUNRISE(WITH BENNY GREEN)
10. STRANGE MEADOWLARK(WITH DAVE BRUBECK)
11. YOU ARE THERE(WITH ALAN BROADBENT)
12. TWO FOR THE ROAD(WITH STEVE KUHN)
13. ALL THE WAY(WITH MONTY ALEXANDER)
14. LISTEN HERE(WITH DAVE FRISHBERG)
HMVのサイトで試聴できる。（アフィリエイトではない）
