架空庭園の書

音楽への"homage"を主題として、思いつくまま気侭に書き連ねています。ブログ名はアルノルト・シェーンベルクの歌曲から

ノスタルジアを聴いた

2016-05-03 | 音楽
「シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ....」と歌いだされる。       前奏もなく、そして伴奏もない。   伴奏は2番に入ってから、それも極めて抑制されたというしかない、少ない音で付けられる。それは弦のピツィカートであり、しかも拍節感を感じさせることがない不規則さで、だ。それは「こわれて消える」シャボン玉である。さらにピアノが加わってくる。軽やかに上行するスケールは、あたかもシャボン玉が浮かび上 . . . Read more
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