架空庭園の書

音楽への"homage"を主題として、思いつくまま気侭に書き連ねています。ブログ名はアルノルト・シェーンベルクの歌曲から

From Russia With Love

2010-07-29 | misc
最近話題となったスパイの話。冷戦が終わってだいぶ時がたっていても、まだスパイ活動は行われているようだ。実際のところ、いわゆるスパイらしい----というのは映画などから連想されるそれ----ではなく、ごく普通の、隣人であってもなんら怪しさを感じさせることなく、日本に融けこんでいるのかもしれない。日本は防諜意識が低く、スパイにとっては活動しやすいという話もどこかで読んだことがある。公開されている画像を . . . Read more
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So Nice

2010-07-26 | 時の歩廊
画像を載せるのは久しぶり。前回から今日までに何度が行き来しているのだが、天候が悪く、撮ったとしても全面が乳白色となるので載せるのは見合わせていた。今日は、すっきりと晴れて山のかたちもくっきり。もっとも帰りは雷雨....アストラッド・ジルベルトが歌う《So Nice》。つまり《Summer Sumba》。バックでオルガンを弾くのは----昨日に続いて----ワルター・ワンダレイ。ギル・エヴァンスのア . . . Read more
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Summer Sumba

2010-07-25 | My Favorite Songs
暑気払いの1枚    BRAZIL'S NO.1 ORGANIST と言葉が名前に添えられているワルター・ワンダレイのアルバム《Rain Forest》から。    その代表曲-----ワルター・ワンダレイといったらコレ----《Summer Sumba》は、今でもワンダレイのプレイをアドリブも含めて全部なぞれる。もっとも全部で3分程度の短さだが。  . . . Read more
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日立 uVALUEコンベンション2010

2010-07-23 | 時の歩廊
祝 日立創業100周年好きなんです、この会社。今日の午後でかけた展示会世界各地にもある日立グループで36万人(と言っていたと思うが)。仕事の関係で研究所などにお邪魔することもあり、お目にかかるのは研究開発や製品開発に関わる方ばかりだが、皆さんいい方ばかり(そして優秀)。他の会社-----ソニー、パナソニック、シャープといったところと比較すると、どこか鷹揚さが感じられません?  たとえば土 . . . Read more
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ドグラ・マグラを読む

2010-07-19 | misc
小栗虫太郎「黒死館殺人事件」そして中井英夫「虚無への供物」----武満さんが装丁をした----と並ぶ傑作といわれている。あるいは奇書と。すっとは読めない。毎日すこしづつ読み継ぎ3週間かかってやっと読了。で、わかったか?というとどうもなんだか。単細胞生物が発生しヒトまで進化する長い時間軸について語られる部分もあればほんの一瞬を捉えて語るところもあり。時間論としても面白い。当時----1935年/昭和 . . . Read more
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テスラ

2010-07-16 | 時の歩廊
テスラを見た。スマート発電&スマートグリッドフェア2010(横浜パシフィコ)EV (Electric Vehicle)つまり電気自動車。「地球温暖化」「低炭素社会」といったキーワードに象徴される、今後の方向性を一番判り易い形で示すものといえる。といっても、展示されているテスラはクルマとしての形(見た目)は格別なこともなく、ロードスターという名のとおりのスポーツタイプのクルマだった。もっと未 . . . Read more
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奏楽堂モーニングコンサート 第9回

2010-07-15 | 音楽
7月15日(木)東京藝術大学奏楽堂J.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47ヴァイオリン:前田奈緒(4年)B.バルトーク:ピアノ協奏曲 第3番ピアノ:山本恵利花(4年)指揮:山下一史藝大フィルハーモニア久しぶりのモーニングコンサート。前回もバルトークだった。協奏曲というジャンルにおける、20世紀に生まれた名曲を2つ並べたコンサート。どちらの曲も作曲者はその楽器の名手という共通点もある。 . . . Read more
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巴里祭

2010-07-14 | 音楽
パリ祭というというより「巴里祭」。どこかおめでたそうだが、実のところ221年前(1789年)の今日、バスティーユ監獄の襲撃で口火をきったフランス革命の始まりの日。歴史において特別な日。 日本でいうとさしずめ明治維新に相当するのだろうか。 戊辰戦争での会津と薩摩/長州の戦があり、100年以上という 長そうに思える時間が過ぎていて今なお、その遺恨はなかなか消え 去らないそうだ。この結果として、1793 . . . Read more
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Hiroko Arai 光の風景・イタリア -L'ITALIA della Luce-

2010-07-12 | 時の歩廊
所用があり銀座伊東屋へ行った。9Fギャラリーで開かれていた展覧会(というほど大袈裟でもない、個展のようなもの)に立ち寄る。イタリアの景色---たとえばヴェネツィア、フィレンツェ、ヴェローナなどの町並みや風景を、アクリル絵具と水彩で描いた作品が20点ほど。好みとしては透明感のある水彩の方なのだが、アクリル絵具の方は、打って変わってはっきりとした色使いで強いものを感じさせる。人物がいっさい描かれていな . . . Read more
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ミラボー橋

2010-07-11 | My Favorite Songs
橋の下をたくさんの水が流れた# 《ミラボー橋》なのに、なぜ駅ソバ屋の画像が貼られているからと訝しく# 思われるかもしれませんが、ま、ここはひとつ我慢の上、お付き合いを願いします。エ~「橋の下をたくさんの水が流れた」ってな言い方がありますナ。この言い方が気にいっており、でブログの中で何度か使わせていただいたりしております。ハイその出典はって~いうと作家 開高健の「夏の闇」の冒頭やエッセイなんかで見ら . . . Read more
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エリシュカが指揮したスメタナ《我が祖国》

2010-07-05 | 音楽
B.スメタナ:連作交響詩『我が祖国』指揮:ラドミル・エリシュカ札幌交響楽団2009年10月30日 札幌コンサートホールKitaraにてセッション録音このような演奏が聴けると予想はしていたが「どうもコストパフォーマンスが..」「N響で聴いたし...」と吝嗇くさい考えで行かなかったことを激しく後悔。昨年10月31日(土)しかも15:00開演なので、日帰りもできたのに...Kitaraの落ち着いた雰囲気 . . . Read more
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