架空庭園の書

音楽への"homage"を主題として、思いつくまま気侭に書き連ねています。ブログ名はアルノルト・シェーンベルクの歌曲から

ハンナ=エリザベス・ミュラーが歌った歌曲集

2019-12-30 | 音楽
もう1枚、今年よく聴いたCDを。実際はDAPに入れてだが.... 手に入れたのは昨年の9月だから、それから折に触れて聴いていることになる。 リヒャルト・シュトラウスの作品が、アルノルト・シェーンベルクの花にちなんだ歌曲、そしてアルバン・ベルク(しかも「初期の7つの歌」)を挟み込むように構成されている。これまで、好きを通り越してもう一生ものとしてずっと聴き続けるであろうシュトラウスの歌曲&rdq . . . Read more
Comment

カティア・ブニアティシヴィリの弾くシューベルト

2019-12-29 | 音楽
シューベルト最晩年のピアノ・ソナタで、崇高なまでに美しくおだやかな世界が感じられる作品。 とピアノ学習者向けのサイトに書いてある。 カティア・ブニアティシヴィリのピアノは、この作品はもっと別の世界、それは彼岸といってもよいかもしれない。そんな世界を見つめているのではないか?とすら思えるような演奏なのだ。だからなのか、とてもこのソナタ全体を聴き通せずなのだ。ほとんどの場合、第1楽章を聴いただけで . . . Read more
Comment

Eroicaを聴く

2019-12-23 | 時の歩廊
淡々と、変わりないように日々を過ごしているようにも思えるが、やはり、ココゾ!という時がある。それは、ほとんどの場合、仕事関係なのだが、今日もこれに該当する。その時に向けてベートーヴェンの交響曲3番《英雄》を聴き、自分で自分を鼓舞する。例えば:第2楽章の114小節目からのヘ短調で始まるフーガのところ、第3楽章 Trioで3本のホルンによる強奏。どちらも「背を伸ばせ」「胸をはれ」と叱咤されるような気さ . . . Read more
Comment

脱皮できない蛇は滅びる

2019-12-21 | 時の歩廊
クライアントが少し風変りなプロジェクト、今風にいえばPoC---を始めるということで召喚され、打ち合わせのため横浜へ。金曜日の午後そして翌日の午前という時間帯での打ち合わせとなる。帰れないほど遠いわけでもなく、なのだが、費用はクライアントが負担するというので、ホテル泊まり----先月と同じパターン。 打ち合わせの前に、別件でリサーチのため横浜ジョイナスに立ち寄る。 目的地は地下1F。並んでいる店 . . . Read more
Comment