今日公開となったウディ・アレン監督作品《ミッドナイト・イン・パリ》を嫁と見てきた。
主人公ギル・ペンダーが1920年代にタイムススリップするのだが、行く先々で出会う人物が出てくるたびに「お~」と思ったり、ダリの場合だとあまりにもイメージどおりだったりするのでクスっと笑ってしまう。ヘミングウェイの時には、後に書かれ、そして遺作となる書名《移動祝祭日》というような言葉も出てきたのに感心したし、コー . . . Read more
最も好きな歌曲の1つ。好きな歌は、それこそいっぱいあるが、ここ数年、年をとるごとに(?)ますます好きになってゆくのがこの曲なのだ。カタログやCDショップのサイトなどを見ていると、この曲名が目に付き、それが聴いたことのない盤ならば条件反射的に購入することになる。最近手に入れたのが、ガブリエラ・ベニャチコヴァが歌ったもので、ズデニェク・マーカル指揮チェコ・フィルハーモニーによる2003年8月26日ワイ . . . Read more
今日5月12日はスメタナの命日。そしてワシリー・ペトレンコ指揮チェコ・フィルハーモニーによる《我が祖国》で67回目となる「プラハの春国際音楽祭」が始まる。15日のバレンボイムとウィーン・フィルによるモーツァルトの交響曲39、40、41番があるが、これは聴かなくてもいいだろう。16日のコジェナーと内田光子さんという珍しい組み合わせによるマーラー、ドビュッシーそしてメシアンの歌曲が楽しみだ。18日はメ . . . Read more
「マーラーの作品を演奏するにあたって、難しいなと感じるのはスコアに書かれていることを忠実に再現することだけでなく、大きな編成のオーケストラをどう制御し、バランスを取るかというこです。」(p343) 金聖響さんの話を聞いてそれを玉木正之さんがまとめた(p7)のが「マーラーの交響曲」。 (マーラーの)入門書という位置づけ(本の帯にそう書いてある。決定版であると...)。 ブルーノ・ワルター「マー . . . Read more
通読してから後しばらくの間、いつも持ち歩き、思いつくまま気侭に拾い読みをしていた。 ヤナーチェク > スメタナ > ドヴォジャーク というのが、チェコの作曲家に対する著者の愛情の注ぎ方のようである。 まとまった内容の本をなかなか読むことができない状況(日本語で、という限定されたものではあるが)にあるヤナーチェクに関する記述は、モラヴィアの民俗/民族音楽とヤナーチェ . . . Read more