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架空庭園の書

音楽への"homage"を主題として、思いつくまま気侭に書き連ねています。ブログ名はアルノルト・シェーンベルクの歌曲から

さまよいの果て波は寄せる

2010-02-02 | My Favorite Songs
晩夏》と同じくらい好きな作品。冬という正反対の季節を歌っているが、その曲想には共通するものがある。

歌詞や旋律だけでなく、歌うユーミンの声(この曲ではやや低めの音が多い)そのものから、荒涼とした冬の海辺の情景が連想される内にもどこか凛としたものが感じられる。


前奏
A + A'
B
間奏
A + A'
B
C
B+B
エンディング

という、それぞれ8小節を単位として構成されている。


バックはシンプル。
キーボード----アコースティック・ピアノ、エレクトリック・ピアノそしてハモンド・オルガン---を主体として、あとは薄めのストリングスとリズム・セクション程度の編成。

Aの部分、、そしてAを導く前奏での"クリシェ"の処理、最初のAではエレクトリック・ピアノが適所にフィルインを挟み込むのだが、2コーラスめでは同じフレーズをヴァイオリンが弾いたり、Bの部分のオルガンのリズムの刻みなど、渋いアレンジ。

どういうわけがあまり話題にはならないが....

松任谷由美「悲しいほどお天気」より《さまよいの果て波は寄せる》
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