もう1枚、今年よく聴いたCDを。実際はDAPに入れてだが....
手に入れたのは昨年の9月だから、それから折に触れて聴いていることになる。
リヒャルト・シュトラウスの作品が、アルノルト・シェーンベルクの花にちなんだ歌曲、そしてアルバン・ベルク(しかも「初期の7つの歌」)を挟み込むように構成されている。これまで、好きを通り越してもう一生ものとしてずっと聴き続けるであろうシュトラウスの歌曲&rdq . . . Read more
シューベルト最晩年のピアノ・ソナタで、崇高なまでに美しくおだやかな世界が感じられる作品。
とピアノ学習者向けのサイトに書いてある。
カティア・ブニアティシヴィリのピアノは、この作品はもっと別の世界、それは彼岸といってもよいかもしれない。そんな世界を見つめているのではないか?とすら思えるような演奏なのだ。だからなのか、とてもこのソナタ全体を聴き通せずなのだ。ほとんどの場合、第1楽章を聴いただけで . . . Read more
淡々と、変わりないように日々を過ごしているようにも思えるが、やはり、ココゾ!という時がある。それは、ほとんどの場合、仕事関係なのだが、今日もこれに該当する。その時に向けてベートーヴェンの交響曲3番《英雄》を聴き、自分で自分を鼓舞する。例えば:第2楽章の114小節目からのヘ短調で始まるフーガのところ、第3楽章 Trioで3本のホルンによる強奏。どちらも「背を伸ばせ」「胸をはれ」と叱咤されるような気さ . . . Read more
クライアントが少し風変りなプロジェクト、今風にいえばPoC---を始めるということで召喚され、打ち合わせのため横浜へ。金曜日の午後そして翌日の午前という時間帯での打ち合わせとなる。帰れないほど遠いわけでもなく、なのだが、費用はクライアントが負担するというので、ホテル泊まり----先月と同じパターン。
打ち合わせの前に、別件でリサーチのため横浜ジョイナスに立ち寄る。 目的地は地下1F。並んでいる店 . . . Read more
これを見たときに「大渦にのまれて」というエドガー・アラン・ポーの作品を思い出してしまった。 高校の英語の夏休みの宿題に「大渦にのまれて」を原書で読むというが出され、かなり手こずった記憶がある。 なんせわからない単語ばかりなので、辞書を引き引きなのだから、たった1センテンスを読むにも手間がかってしょうがない。 だから英語を読む楽しさを、という英語教師の思惑とは正反対の結果となる...
市内にこのよ . . . Read more
結局、最後まで観てしまった...哲学者、音楽家、画家そして詩人と、登場人物はすべて無名かつ貧乏な若者たち。そしてお針子(?)と、歴史や物語で語り継がれるといった人物像とは正反対、いわばどこにでもあるような青春群像。なのだが、好きなんだなぁ、これが。プッチーニのオペラではこれが一番だ。Puccini: La Bohème (Carlos Kleiber, Tokyo, 1981) 備忘 . . . Read more
台風が過ぎた翌朝、窓を開けるとほのかな香りが。 毎年毎年、この時期が来ると漂うこの香り。
私はかすかにかぐ このリンデの香りの中に 愛のやさしい香りを
これは「私はほのかな香りかいだ Ich atmet' einen linden Duft」というリュッケルトの詩。 この詩をもとにマーラーは繊細な歌を作った。
木犀の香りは、そんなマーラーの気持ちを連想されずにはおかない。
ウィー . . . Read more
3連休。
とはいえども、そのすべてを自由にできるわけでもなく。ではあるが、少しまとまった時間をとってこれまで放置したままだったデバイスのアップデートを済ませた。DAP::Digital Audio Player のアンプ差し替え、これに合わせてイヤフォンのリケーブル。そして本体ファームウェアを更新した。ときどき他のブランドのものを使ってはみるものの、結局は、その遮音性ゆえにShureに戻って来て . . . Read more
あれやこれや、あっちこっちとなかなか落ち着かず。 久しぶりとなる更新。
だいぶ秋めいてきた。今年の夏は地域のお祭り2つに裏方として参加したのが新しい体験。 どちらも昼前から夜遅くまで付き合ったこともあり、今年は日焼けがすごい。
とはいえまたまた落語会へ
落語会といっても大げさなものでなく、肉をメインとした居酒屋の二階座敷でのこと。 高座はビールケース?を使ったようだ。
演者は三遊亭とむさん . . . Read more
台風が近づいてくるという昨日の夜。西門商店街の餃子店で行われた落語会に行った。
出演は、三遊亭歌太郎さん。来年真打に昇進とのこと。おめでとうございます。
演目は「薬缶」と「金明竹」の2つ。
時間の関係もあり、仲入りなしで2話連続。しかもどちらも長く一気にまくしたてるセリフがあるのだが、それを見事に語ったのは真打にならんとする勢いがあるからだろう。
落語が終わったら懇親会に突入し、久しぶり( . . . Read more
居酒屋百名山の4店目を制覇した....
「同志」が東京に出てくるということで、ならば前々から行ってみたいというこの店「池林房」で飲むことに決めた。
心を開いて他人と交わり、何かを成し遂げようとする志をもつ人が集まるのが新宿とすれば、この店こそ、もっとも新宿らしい居酒屋だ。
というのは、ブログで何度も取り上げている太田和彦さんの名著「居酒屋百名山」の「池林房」の一節。大甚、スタンドアサヒ、多可 . . . Read more
低迷期----それも少しばかり長かったが----が終わり、明日からは新しい環境に入ることに。この数か月の間、複数の書籍を読みhtml、cssそしてjava scriptに関する最新情報の更新をしていた。
今までと重なる部分とまったく知らない部分とがあり、まずは実情がどうなっているかを、頭だけでなく手そして(場合によっては)足も使って理解することからスタート。
画像は自宅前の植え込みにある梔子の . . . Read more
「多可能」へ行った。 「居酒屋百名山」(太田和彦さんの名著)に書かれている、静岡駅近くにある老舗の居酒屋。 この本を映像化したAmazonの動画を見て、行きたいという気持ちがさらに募り、やっとその時がきた。 所用を済ませて、静岡に寄り道する。 いつもは新幹線で通り過ぎるだけで、静岡の地を踏むのはもうウン十年前---音楽の仕事をしていたころだ。 思い返すとほぼ同じような季節。このときのことは今でも鮮 . . . Read more
放置したままが続いた。久しぶりの更新。
この間にいろいろなことが起きた。久しぶりの更新は、ずっと気になっていたことからすこしずつ開放---と書いてよいのか?と迷いもあるが---された、であり、されつつあるからだ。
昨日、母の納骨を済ませる。
年が明けてから、病院からいつ「知らせ」が来てもおかしくない状態が続いていた。だからこの間、京都や大阪、名古屋、福岡とあっちこっちに行っている間であっても . . . Read more