ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

熱帯地域向けの簡易型データセンター…

2012-04-27 22:48:33 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

GW突入前日の今日はあいにくの雨
私は9連休になりますが
良き予兆だといいですね


さて、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『簡易型データセンター
 東芝、熱帯地域向け
 シンガポールの大学と開発』

まず、このタイトルと記事を見て
そもそも簡易型のデータセンターというのは
どういうものを指し示しているのかが
よくわかりませんでした

というわけで、このニュースソースを見て
ようやくわかりました

グリーンITが云われだして以降に出てきた
モジュール型のデータセンターを指し示しています

東芝がシンガポール国立南洋理工大学と熱帯地域における
モジュール型データセンター向けの外気空調システムについて
共同研究を行うという記事です

通常では、データセンターの空調は水冷式が多いですが
水資源が乏しい熱帯地域では外気を活用する空調システムのニーズが高いが
外気が高いためにラック内の熱を抑えられないということがあります

そこで、高温多湿の外気を、サーバの排熱と冷凍機による冷却を効率的に組み合わせることで
少ない消費電力で適切な温度湿度の空気をサーバに供給できるための研究開発をすることになった
ということです


これは、もし実現すればデータセンター以外においても
エネルギー循環系のシステムであれば、応用ができる
かもしれませんね

創エネルギー系の分野では世界的にみても
日本の技術は多く取り入れられています

だからといって、国内側で取り入れられているかといえば
そんなに多くないというハナシもあります

この開発しようとしているシステムについても
国外で実績を出した後は、国内においても
有効活用されることを期待します


海外のITベンダーが積極的にこのようなモジュール型のデータセンターを推進しております
国内のメーカーも積極的に取り組んでいけば、実績を作り出すことができるかもしれない記事ですね


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