ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

電子書籍はどこまで成長するのか…

2012-04-23 19:45:01 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

週末あたりにどうもくしゃみを繰り返すなと思ったら
どうやら久しぶりにかぜをひいたようです
好きなコトからパワーもらって回復したい限りです


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【フラッシュ】
 電子書籍市場、昨年度723億円に』

矢野経済研究所の調査結果によると
電子書籍の2011年度の国内市場規模が723億円になる
との見込みを明らかにしたという記事

さて、これが多いか少ないか
どうみるべきでしょうか

実は、急成長が期待されていたが、コンテンツ不足により
2010年度実績(670億円)から7.9%増にとどまったということになります

実際のところ、電子書店を通じて流通する電子書籍の大半は
漫画ということになるのだそうです

ということは、“自炊”する方が多くなるのも
自明な出来事になりますね

なお、この723億円の内訳のなかで
電子書籍端末の市場規模は78億円の見込みになるそうで
どれだけソフト産業であるかがわかってきますね


今後は、Amazon.comの日本市場への本格参入や電子書籍端末の軽量化
文芸書の発売を促進して、2015年度には1500億円に伸長すると
見込んでいるそうです

ハードとソフトのそれぞれに画期的なモノ・コンテンツが充実していかないと
実現は難しいのではないかと思っております
規格も乱立するでしょうが、多くは淘汰されて統一されていくでしょう

その時、既存の書店は、どうなっていくのでしょうか
大型書店が次々に閉店していく姿は想像しにくいものはあります
ジュンク堂新宿店の閉店には大変残念な想いがあります


アナログにしろデジタルにしろ、読者にとっては魅力あるコンテンツが重要なので
今後も両者が切磋琢磨していってほしいと切に願うばかりです