ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

雑誌読者がどこまで貢献できるか…

2012-04-05 20:32:51 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

昼間に外に出れば、それなりに暖かくなったことに
気づく1日でありました
今週末に花見をされる方には
ぴったりの気候となってきました


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『博報堂
 商品に読者の意見反映
 開発支援サービス開始』


博報堂が出版社の読者の意見を使い
企業の新製品開発を支援するサービスを始めた
という記事

商品の購入層として抱える雑誌を博報堂が発掘し
メーカーとの間を仲介するために
専用のSNSサイトを立ち上げて、読者に対し
製品開発への参加を呼び掛けるというもの


これは、博報堂がMROC(Marketing Research Online Community)の
ようなサービスを開始したといったところでしょうか

博報堂からは商品開発支援が専門の社員が調整役として
SNS内で活動していくということで
いかにマーケティングしていくかというのが
見物といったところです

さらには、出版社としては
開発経過を雑誌を通じて紹介することも可能と

記事の内容によっては、より商品に対しての
注目を集めることも可能になりますね
ということから、雑誌の販売部数を増やすことに
つながるかもしれません

未知のモノに対して、いかに時間とコストを投資していくかを
博報堂とメーカーと出版社と読者がシェアし
win-win-win-winの関係をつくっていけるかが
今後のこのサービスの成長のカギといえるのでしょうか

SNS文化が発展してきたからこそできるこのようなサービスが
今後もどれだけ産まれてくるか楽しみなところですね

「ネット炎上」対処サービスって…

2012-04-04 19:21:30 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

今日は昨日とうっとかわって
晴れやかな1日でしたね
このまま続いてこの週末は
よき花見となるのでしょうか
に冒険気分で地下を駆け巡ってました


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『エルテス
 「ネット炎上」処理支援
 謝罪の手法・タイミング
 専門家が対策助言』


「WEBリスクマネジメント」を提供しているエルテス
いわゆる炎上に対する対処法を指南する企業向けサービスを始めるという記事


過去に被害を受けた700社の炎上事例をもとに
エルテスの専門家が対応策を分析し
謝罪の方法やタイミングを提案するといったサービス「炎上ホットライン」

基本サービスとして
日常的な相談:月額7万円
緊急サービスとして
1.5~2時間おきに評判について調べて報告:1回25万円
謝罪文等の対応サポート:1回25万円
顧客常駐型サポート:1回25万円
批判電話対応代行:1回20万円


企業の広報担当・部門が十分な対応をできない場合は
このようなサービスは重宝するのかもしれません
その重宝度合いでこのサービス価格が高いかお得かというのが
違ってくるのかもしれません

しかし、このようなサービスを継続して受けていると
そのうち顧客側の企業も対応方法を学んでくるのでないでしょうか
その企業らしい対応方法がわかれば、サービスの解約は十分ありえるのではないでしょうか
そうなった時は、次のリスク対策サービスをトレンドを抑えたうえで提供してくるのでしょう


ちなみに、そもそも炎上が起こることを前提にしたサービスにしています
先週取り上げたトレンドマイクロCEOへのインタビュー記事についても
侵入前提のセキュリティ対策を提言しています
やはり現在は何も起こさせないという恒久的な対策は限界があって
発生した場合にいかに早急に鎮静させるかというのは重要になっています

トラブルというものと上手に付き合っていくのが
ソリューションのキーワードのひとつといえますね

スマートCMとは…

2012-04-03 19:11:58 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

今日の低気圧は今もスゴいですね
昨年9月のことがありましたから
早めに退社しました
とはいえ、通勤経路は止まったので
逆に冒険気分で地下を駆け巡ってました


さて、本日の日経産業新聞から、10面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『【Techno Online】
 賢いテレビとCM
 視聴者の反応 収集可能』


今日は、技術の進化に伴ったCMのありかたについて
書かれたコラムを取り上げました

テレビにスマートフォンやPCの機能を組み合わせた
スマートTVが徐々に浸透してきました
しかし、アナログ放送からデジタル放送に交代したにもかかわらず
TV CMは今のところ大きな変化はみられていないですよね

といったことをテーマに書かれています


TV番組は、アナログ放送からデジタル放送に代わったことで
双方向の情報のやりとりをすることが可能になりました

だったら、TV CMも同様のことが起きてもいいものですね

ワンクリックでより詳しい情報が閲覧できるインターネット広告費の伸びは、
なんだかんだいってもTV広告費との差を縮めつつあるようです

スマートTVがあるのならば、インターネット広告と同様に
ワンクリックの感覚で限られたスペース内で
有効な情報を得ることができてもいいものです
視聴者が何に関心を持っているか、何を求めているか
といった情報を獲得することができそうです


とはいえ、双方向性に関しての問題も提起しています

収集した情報はいわゆるライフログの一種
プライバシーの侵害の可能性が無きにしも非ず
個人情報の取り扱いについて明確にしなければなりません


他業界・他分野でも同様のことがいわれますが
技術の進化に伴って、やはり解決しなければならない問題は
いくらでも沸出してくるものです

それを乗り越えて、消費者と企業がよりよいwin-winの関係に
なっていければいいのではないかと思います

とはいえ、将来的には、おもしろいTV CMがみられるかもしれないのは楽しみな限りです

未来は予測するものではなく、自ら作り上げるもの…

2012-04-02 20:32:14 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

今日は新年度初日でした
私も東京で4月を迎えるが初めてです
関西で迎えた4月と比べて
似ていて違うようにも感じるところがあります


さて、本日の日経産業新聞から、1面のからこの記事をピックアップ
『社会に出ていく君たちへ トップからのメッセージ
 未来は自らの手で作れ
 グローバル競争、「応変力」を持とう
 東芝会長 西田厚聡さん』


今回は1面最上部に掲載されているこの記事

グローバル競争に雄飛する人材に育つために
「応変力」が求められるとおっしゃっています

「応変」と聞いてどんな意味か
とっさに答えることができるでしょうか

いわゆる「臨機応変」の「応変」です
思いがけない出来事に応じて、適切な処置をとること
を云います

西田さんは
「応」は競争状況の変化の本質を洞察しながら機敏に対応すること
「変」は自らも変わること
とおっしゃっています


未来は予測するものではなく、自ら作り上げるもの
希望は与えられるものではなく、自ら、自ら作るもの

会社という組織には、それぞれの歴史と風土があり
その中で生み出された仕事のやり方があります

それを無視して勝手にやるのは、ただの「我流」
会社の基本的な「型」を一生懸命に勉強して
そのうえで、新しい「型」を作ることが、本当の型破り


これらのことを、私が新入社員の頃は
全然分かっていませんでした
何も本質的なことを知らないままでいたあの頃の私に
いくらでも言ってやりたいものです

凄い経歴を経てきた西田さんのおっしゃることを
自分への戒めとして4月最初の記事を書かせてもらいました