ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

次世代クラウドとは…

2012-04-06 23:55:15 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今夜は久しぶりに仕事後にLIVEへお出かけ
スーツであろうと十分に楽しめるものです


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『IIJとACCESS
 次世代クラウド研究
 共同出資会社設立』


私、あまりココではクラウドの記事を取り上げてきませんでした
それは、あくまで既存のアプリ・システムを
クラウド上にのせましたという記事が大半で
場所が違うだけでやっていることは一緒なので
わざわざ取り上げるべき内容ではないと判断していたからでした

そこで、今回の記事ですが
IIJとACCESSが次世代クラウド基盤技術を研究開発する共同出資会社を設立した
という内容です

次世代クラウド環境に最適なプラットフォームの構築を目的として
SDN(Software Defined Network)実現するソフトウェアの研究開発を行う
合弁会社「株式会社ストラトスフィア」

まず、 SDN(Software Defined Network)というのが
ネットワーク構成を動的に設定するために、ネットワーク全体をソフトウェアで制御する
という次世代ネットワーク技術のコンセプト

その中でも、OpenFlowというネットワークの仮想化を実現する次世代ネットワーク制御技術は
ここ最近の業界誌ではよく特集されている考え方です

これらの技術・考え方はアメリカを中心に考案されています
そんななかで、日本から早期に革新的なプロダクトを投入することで
立ち上がりつつあるネットワーク仮想化市場をリードしていくことを目指して
優れた技術者を数多く擁しているIIJとACCESSが手を組んで
今回の会社を設立したというわけです


これらのことが私たちの日頃慣れ親しんでいるデジタルライフに
どう影響してくるでしょうか
こういったITインフラ技術の革新は、直接的に影響してくることを
感じることはないかもしれません
とはいえ、ITインフラがないと、慣れ親しんでいるアプリ・システムを
利用することはできないのは当然の事実といえます
そのITインフラが革新していけば、その上にあるアプリ・システムは
革新技術を利用してさらに革新的なアプリ・システムを提供してくる
可能性を秘めています
それがなんなのかというのは現時点でははっきりとはいえませんが
興味深い将来が待っているかもしれません


そんな風なことを考えさせてくれる興味深い記事でありました