goo blog サービス終了のお知らせ 

里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

アスパラ菜が収穫最盛期になる

2021年11月05日 | 畑:花菜類

アスパラ菜が収穫最盛期になっています。
9月早々に直播きし、思ったより早く10月10日前から収穫が始まりました。
親茎の収穫は全て終わりました。
親茎は太いわき芽をが穫れるように、数芽残して切っています。
親茎を芯止めすると次々とわき芽が伸びてきます。


わき芽を多く残すと本数は多く穫れるものの茎が細くなり良くありません。
ただ、数芽だけ残したつもりでも、旺盛な株は下方の芽が残り結果的に多くのわき芽が出てくることはあります。
アスパラ菜はわき芽の収穫が出来るようになれば最盛期。
太いわき芽(子茎)が沢山伸びています。


これからアスパラ菜は長く穫れ続けますが、旬と言えば今かもしれません。
株によって多少のバラツキがあるので、収穫の進度には違いがあります。
早いものはすでに数本の収穫が終わっています。
わき芽(子茎)は2、3芽で切るようにしています。
やはり芽を多く残すと、これから出るわき芽(孫茎)が細く短くなります。
この株の花の咲いているわき芽(子茎)を切ってみます。


2芽残して切りました。

同様にこの株の花の咲いているわき芽を切ってみます。


切った後。これで数本の収穫が終わりました。


株が旺盛で子茎の本数が多くなったものは1芽残しでもいいかもしれません。
蕾から花の咲き始めの茎が沢山出てくると、どうしても穫るのが遅れがちになります。
しかし、アスパラ菜は多少花が咲いても大丈夫。
茎が軟らかいので蕾から花が数花咲くまで食するのに全く問題ありません。


切ったわき芽(子茎)からは、さらにわき芽(孫茎)が伸びてきます。
すでに芽が見えています。


数株穫ってこの程度の量です。
茎が太く良いアスパラ菜が穫れました。


アスパラ菜は茎の根元まで軟らかく葉、花と余すところなく食べられます。
ナバナ類の先駆けとなるアスパラ菜は、この時期欠かせない食材です。
こちらは、やはりナバナ類の「寒咲花菜」。


今年はアスパラ菜と同日の種播き。
欠株はしょうがないとして、バラツキはかなり解消されてきました。


畝間が大分塞がってきました。
葉をかき分けてみると、小さい花芽が確認できます。今月中には穫れるでしょう。


今年のタマネギの植え付けは予定通り

2021年11月04日 | 畑:土物類

タマネギ苗の植付けをしました。
例年、植え付けは11月3~5日頃としています。
昨年は少し遅れてしまいましたが、今年は予定通りです。
種まきは9月6日。品種はタキイ種苗の「ネオアース」1品種のみ。


種播きと植付けの時期はその後の生育や玉の肥大、トウ立ちなどに影響するので大事です。
苗の状態は上々とは言えず、許される範囲と言ったところか。


不織布を剥いだ後に雨に当たって倒れ、さらに強風で少し傷められました。
葉先枯れが見られます。


根は白く綺麗で問題ありません。
苗の数は十分過ぎるくらいあるので、選別しながら植えます。


畑の方は2週間程前に全面に苦土石灰、帯状に緩効性肥料を散布し耕耘。
管理機で畝を上げ4条の黒マルチを張って、3ベット準備が出来ています。


湿気のあるうちに耕耘したため、多少ごろ土になっているかもしれません。
根が入りやすいよう棒を使って植え穴を開けます。


苗を差し込み植付けます。


植付け直後の苗は必ずぐったりとなります。
数日経てば芯が立ち上がてくるでしょう。


下葉が多少枯れるのは問題になりませんが、昨年は完全に枯れてしまったのが結構あったので少し心配ではあります。
全部で約500本の植え付けとなりました。


今年は助っ人がいたので植え付けも短時間で済みました。
かつては何品種か作りましたが、1品種にしてからは作業が楽になりました。
苗は大分余っていますが、しばらくは補植用にとっておきます。
これが今貯蔵しているタマネギ「ネオアース」。


品質が良く貯蔵性抜群で大変優れた品種です。
今のところ腐敗も全くありません。来春まで十分賄えるでしょう。




錦秋の山寺を訪ねる

2021年11月03日 | 小旅

紅葉盛りの山形県の山寺を訪ねました。
少々スタートが遅かったので、ノンストップで山寺に直行。
前回訪れたのは10年ほど前になるでしょうか。

この山全体が寺院。


山寺の正式名称は宝珠山立石寺。慈覚大師の開山による天台宗のお寺さんです。
登山口から奥の院まで1000段余りの石段があります。


足の調子が悪いため自信はありませんが、少なくとも遠くに見える五大堂までは行きたい。


間もなく本堂が見えます。
天台宗のお寺さんなので根本中堂。国重要文化財。


堂内には、慈覚大師作と伝えられる薬師如来坐像、そして比叡山から立石寺に分けられた不滅の法灯があります。
織田信長の焼き討ちの後、延暦寺が再建された際には逆に立石寺から不滅の法灯を分けたと伝えられます。
そして、最初に迎えてくれるのが松尾芭蕉と弟子曽良の像。


名句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」


山門。


ひたすら参道の石段を登ります。


昔からの修行者の狭い道のため四寸道と言われます。
せみ塚。


弥陀洞。


仁王門。


正面の岩場は釈迦が峰と言う修行の場。


岩と紅葉の自然の造形が見事。


手前が開山堂、奥が五大堂。


五大堂の舞台。


五大堂からの眺望は素晴らしい。


ここまで来たならばと頑張って最後まで。
右に奥の院、左に大仏殿。


奥の院に参拝。


何とか足が持ちました。達成感があります。
帰り道も用心して下り無事参拝を終えました。


帰りは国道48号線を天童から仙台方面へ。
紅葉を楽しみながらのドライブが出来ました。
途中の関山大滝。初めて寄りました。


紅葉とマッチングして見事。



県境を越え宮城県側に入り、通称作並街道を走るとほどなくニッカウヰスキー宮城峡蒸留所があります。


これまでも何度か訪れています。
自然の中にレンガ造りの建物群が溶け込み、閑静な雰囲気が素晴らしい。



ここは創業者竹鶴政孝がウイスキー作りの集大成として建設した蒸留所。
申し込み制で工場の中も見学できますが、今回は時間も遅く一般の見学施設だけ。










試飲も出来ます。でも今回は×。それでも十分楽しめます。
急ぎ足でしたが充実した一日となりました。


ちょっぺ柿(筆柿)を水墨画で描く

2021年11月02日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙 


ちょっぺ柿(筆柿)を水墨画で描きました。
ちょっぺ柿と言っても何のことか分らないので(筆柿)としました。
ただし、ちょっぺ柿=筆柿ではありません。筆形の柿という意味です。
ちょっぺ柿とは、昔、我が家にあった甘柿の通称です。
それを思い出しつつ描いてみました。
蜂屋柿をほっそりとしたような、先の尖った小型の柿です。
ちょっぺ柿は濃いオレンジ色に熟すと非常に甘い柿でした。
これとよく似た渋柿の、通称「レンギョウ」というのもありました。
「レンギョウ」というのはちょっぺ柿とよく似ていますが、明るいオレンジ色。串に刺して干し柿にします。
「レンギョウ」とはこの辺りの方言で、何のことか不明です。花のレンギョウとは関係ないと思いますが。
ともに50年以上前に全て伐採され姿を消しました。
10年ほど前、偶然、筆柿というのを知り、これに非常に似ていることが分りました。
筆柿は愛知県の柿の名称と言いますが、資料などを見ると酷似しています。
ただ、同じと言うことはないはずです。
何故なら、同一なら当地方では多分渋が抜けないでしょうから。
興味深いのは、愛知県の筆柿は「不完全甘柿」で甘柿の中に渋柿が混じるらしい。
我が家にあったのは、よく似ているもののそれぞれ完全甘柿と完全渋柿です。
我が家には今でも昔からの甘柿4種が残っており、今年は大豊作。
ちょっぺ柿も「レンギョウ」も残っていれば比べられたのにと、少々残念ではあります。


今年の甘柿は大豊作

2021年11月01日 | 畑:果実類

今年の甘柿は大豊作。且つ甘味も強く美味い。
我が家のメインの甘柿「五十匁(ごじゅうめ)」については既述のとおり
昨年の不作から一転、成り過ぎ状態。
10月早々から穫り始め、沢山穫りましたが、未だかなり成っています。


そして残っているものは総じて大きく名前のとおり五十匁になっています。
五十匁は正確には187.5g 。
当初、今年は小振りと思っていましたが、次第に大きくなってきました。
軒並み200g級になっています。


大きい柿が沢山成るというのは珍しい。且つ今年は肌が綺麗です。
少しずつ軟らかくなってはきていますが、甘味はピークで、まだまだ大丈夫。
この柿がこんなに良い状態なのは、10年に一度あるかないかでしょう。


このメインの柿のほか、我が家にはあと3種あります。
通称「巻き目柿」。


頭の中心に巻きが入るのでこう呼ばれます。
10月下旬から食べられるようになり11月上旬に食べ頃になります。
この種類は不作の年でも比較的良く成る種類ですが、今年はさらに成っています。


我が家の甘柿の中では一番大きくなり、200g以上になります。
やや硬めで、ごまが少なく甘味が薄い。
「五十匁」がよく穫れれば捨て置かれます。
ところが、今年の「巻き目柿」は甘い。
もちろん「五十匁」から見れば薄いものの、近年稀。


通称「甚平(甚兵衛)柿」。


最も遅い種類で、小さいながら甘みは強い。


今時分でも甘くなりますが、硬いため霜が降りるくらいになると食べ頃になります。
これまた頗る成りが良い。昨年はあまり成りませんでした。


もう1種は通称「割れ柿」。


一番の早生で、熟すと頭が割れるため、こう呼ばれます。
ごく小さく見栄えも悪いながらもごまが多く大変甘い。たちまち軟らかくなるので、持って半月。
9月半ばが旬で、9月中には終わってしまいます。
9月20日に写したもの。


これもよく成っていました。しかし、僅か穫っただけ。


今成っている3種を穫って並べてみました。
手前右が「五十匁」、左が「巻き目柿」、奥が「甚平柿」。
「巻き目柿」「甚平柿」は一番色付いたものを穫りました。


剥いたもの。


割ってみました。


「巻き目柿」「甚平柿」はまだ早い。しかし、今時分でこのくらいゴマが入っていることはそうありません。
昨年成りが悪い裏年だったので、隔年結果の順で言えば、確かに今年は表年。
豊作なのは分るとして、何故これほど極端なのか驚きです。
昨日の選挙結果も全て判明。こちらは特別な驚きはありません。
当地の小選挙区と知事選は予想通り開票即当確が決定。
当選することが目標達成ではないことを肝に銘じてほしいものです。