里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ナバナ類の一番手はアスパラ菜

2021年10月12日 | 畑:花菜類

数日前からアスパラ菜を穫り始めました。
思いのほか早い。
天候不順で生育が遅れ気味だったので、穫れるのも遅くなるかと思っていました。
今月上旬の真夏並の天候で一気に生長、トウが伸びたようです。


我が家ではナバナ類を何種か作っていますが、その一番手がアスパラ菜。


9月早々に直播きし、土寄せしてからまだ2週間ほどしか経っていません。
株が十分出来ていないのに収穫だけ早まるのは少々心配ですが、株も大きくなっています。


ただ、このような時は見かけの割に根張りが良くない場合が多い。
ところで、アスパラ菜という名は通称で、正式な品種名は「オータムポエム」。
30年くらい前、サカタのタネが中国野菜の「菜心」と「紅菜苔」を交配させて育成した品種です。
しかし、播く段になって購入した種がトーホク種苗のアスパラ菜と気付きました。
と言うことは、今は各種苗会社にオープンで、「アスパラ菜」が正式名でいいことになりましょうか。
昔、「菜心」も「紅菜苔」も作りましたが、大分前からアスパラ菜にすっかり置き換わりました。
これから次々とトウが伸びてきます。
まずは、最初に親茎のトウが伸び出します。


株にバラツキがあるので、一斉には伸びません、
親茎のトウは蕾のうちだと短かすぎるので、少し花が咲いてから穫っています。
しかし、アスパラ菜は多少花が咲いてからでも軟らかく問題ありません。
わき芽が伸び出してくれば、トウも長く伸びるので蕾のうちから収穫します。
このトウ(親茎)を穫ってみます。


親茎は数芽残して切ります。


わき芽を多く残すと、本数は沢山穫れても茎が細くなります。
孫茎まで穫るので、残すわき芽は多くしない方が、後々まで太い茎が穫れます。
すでにわき芽が出ています


こちらは2、3日前に穫った株。


わき芽があっという間に伸びてきました。
親茎を穫り終わった頃にはわき芽が穫れ始まるでしょう。
わき芽が穫れるようになれば本格的な収穫です。
数株穫ってみました。


葉、茎、花すべて美味しく食べられます。
アスパラ菜は軟らかくて食感が良く、味に癖がないので嫌う人はまずいません。
これは、同じナバナ類の「寒咲花菜」。


今年はアスパラ菜と同日の種播き。
土寄せも同日。バラツキはまだ解消されていませんが、大分形になってきました。
こちらが穫れるのは11月後半。まずはしっかりした株を作ることが先決です。