里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年はメインの甘柿が頗る成りが良い

2021年10月18日 | 畑:果実類

これが我が家のメインの甘柿。


通称「五十匁(ごじゅうめ)」。
今月早々から穫り始めましたが、今が一番の穫り頃。
今年は良く成っています。と言うよりも成り過ぎです。


「五十匁」は、この辺りでは最も多く作られている種類です。
百匁が375gなのでその半分と言うことになります。
ただ、このくらい成ると全体に小振りになり、大きいもので五十匁。
ゴマが沢山入る甘い柿で、渋が抜けないと言うことはまずありません。
昨年は不作で、一昨年はまずまずの成りでしたから、隔年結果の順でいくと今年は成る年。
いわゆる表年に当たります。正にその通りになっていますが、成り方が半端でない。


これほど成るのはそうありません。
こんな成り方では、来年は殆ど成らない可能性が濃厚。


樹齢は50年くらいになるでしょうか。
この柿は穫りやすいようにと家のすぐ側に植えたもの。
剪定は邪魔にならないこと、高く伸ばさないことを第一にやっているため、隔年結果を助長しているかもしれません。
プロの生産者なら剪定のみならず摘果もやるところでしょうが、ほぼ放任。
この程度の色で穫るのが適期。


この種類は、このように青味が残っていても渋味は抜けており食べられます。
ただ、甘味が乗ってくる適期で穫るのがベスト。


これは正常な柿ではなく、熟し柿。
今月上旬、気温が異常に高かったからか、少し目立っています。


このように沢山成った時は来月に入っても穫りますが、遅くなると軟らかくなってきます。
助っ人もせっせと穫っていますが、多分穫りきれないでしょう。
我が家には甘柿が「五十匁」を含め4種あります。
1種類は9月中に終わりました。あとの2種はこれから。
今年は、甘柿、渋柿とも成り方が通常とは違うので、何れ記録するつもりです。
穫ってみました。この程度穫っても、どこを穫ったか分りません。


この柿は、十字に浅い条が入るのが特徴。


剥いてみました。


ゴマが非常に多い甘柿です。


甘柿の品種というと「富有」や「次郎」などが著名。
ですが、この辺りで植えても全く渋は抜けません。
過去に、当地方でも大丈夫と言われた品種を植えてみたことがありますが、半渋でした。
地味ではあっても、やはり、先人が定着させてきた在来種にはかないません。