里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

貯蔵するサトイモを全て掘り取る

2021年11月13日 | 畑:土物類

貯蔵するサトイモを全て掘り取りました。


これまでは必要な都度掘り取っていました。
数回掘ってみたところでは、今年はまずまずの出来のようです。
霜が降りる時期も近づいてきたので、全て掘り取ることにしました。
昨年の干ばつで葉が黄化したことから見ると、今年の姿はずっとマシ。


今年は雨が多く、背丈を超すくらいになったという方もいますが、我が家のはそんなではありません。
黒マルチは最後まで掛けたままにしています。
本来なら途中で外して、大きく土寄せした方が良いのかもしれませんが。


まず、茎を根元から切り取り、マルチを剥ぎ取ります。


この後、スッコップで掘り上げました。

株によって芋の着きに善し悪しがあります。
粘土質が強いため土が半端なく付いて落ちません。


その都度掘っていた時は、畑で子芋をバラしてから持ち帰っていました。
今回はすぐ使うもの以外は全て株のまま持ち帰ります。
この状態がいかり芋。子芋をバラしてしまうと貯蔵性が失われます。

この状態で作業場の中で少し陰干しします。乾かさないと粘土質の土が落ちないのです。


その後、発泡スチロール箱に入れて貯蔵します。
昔は貯蔵用の横穴に保存していましたが、今は量も少ないので、この方法が便利。
そして、必要な都度取り出し、子芋をバラして使います。
一連の作業は、みんな助っ人がやってくれます。
種芋は「蔵王いも」の名称で売られていたようですが、石川系のサトイモと思われます。
昔、我が家で作っていた土垂ほど粘りは強くありません。
こちらはサツマイモ。


品種はベニアズマ。
これまで掘ったものは甚だ不出来。
蔓だけは良いので、蔓ぼけと言うことか。


強粘土質土壌ではやはり厳しいのか。サツマイモといえども奥が深いようです。
結局、まともなのはこれだけ。


僅かばかりながら少し乾かして土を落とし、段ボールに入れ保存。
我が家は殆どサツマイモを食さないので、専ら助っ人用です。