カルチャ―ラジオ保坂正康が語る昭和人物史
平岩弓枝さんの2回目で
ドラマのスタッフさんたちの情熱。根性を知りました。
「花の影」の撮影で、桜の花の咲く時を捉える難しさを
語っていました。
ポトマックの桜を撮りに行ったとき、
気温の低下で、桜の花が、すずらんの花のように
下を向いてしまった。
ところが、スタッフさんは、
万が一に備え、桜の花の枝を二箱手作りしてきていた。
また、桜吹雪を要求される時にそなえ
桜の花びらも2袋作ってきていたという。
昼間働き、徹夜して作ってきたという。
しかもしれは、使われないかもしれないのに。。。
ドラマの小道具さんたちのこだわりも
すごいです。
場面に写るかどうかもわからなくても、
年代考証にこだわり、古道具屋さんをめぐる。
俳優さんたちを影で支える人たちの努力と心意気、
保坂さんは、平岩弓枝さんの小説、脚本にほれこんで
いいドラマを作ろうと、みんなが、自分に出来ることを
極限まで追求するのだろうとおっしゃる。
見えないところで、努力することの美しさ。
人に誇るのではなく、自分のこだわりを追求するプロ意識。
いいドラマは、いいスタッフがいなければ出来ない。
これも真実ですね。
満開の桜の花 (無料画像をお借りしました)