風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

「そしてまた フジコ・ヘミングとともに」見ました

2024-09-08 19:21:34 | キリスト教会
2024年4月21日に、92歳で亡くなった
フジコ・ヘミングさんの追悼のような番組でした。
 いままでの映像が、たくさん出てきました。

彼女は、クリスチャンではなかったようですが、
神様を信じておられました。
だから、「天国へ行ったら、リストとショパンに会って、
あの演奏で良かったでしょうか?」と聞くと。
「あれで、良かったよと、言ってくれるでしょう(くふん)」
  (くふん)は、フジコさんの話くせ。

リストの、信仰に篤いところが好きだと。
「彼は最後に、お坊さん(牧師)になったでしょう。」と。
牧師に。(知らなかったです)

恩師、クロイツアに、「歌うように弾きなさい」と教えられる。
 亡命していたクロイツアさんは、確か黒柳徹子さんのお父さんとも
 親しかったのでは。

機械みたいに正確に弾くのなんて、つまらない。
一音一音に、魂がこめられてなかったらだめ。

フジコさんと親しかったバイオリニスト、バスコ・バッシレフさんが
パガニーニも通っていたという、ジェノバの教会で弾いた、
バイオリンの音色は素敵でした。
そのあと、祭壇に向かってひざまづいて、
フジコさんの回復を祈る後ろ姿が、
心に残りました。

2024年7月5日に
フジコさんと親しかった指揮者マリオ・ゴジックさんと
バイオリニストのバスコさんが、
NHK交響楽団と演奏した
パガニーニのヴァイオリン協奏曲2番の差3楽章
2024年4月から予定していた
パガニーニの軌跡をたどる演奏会は
フジコさんの大怪我と死で実現しませんでした。

フジコさんの肖像画に花を一輪ずつ供えて演奏
そのあと、語り掛ける。

「リストとショパンのほかに、パガニーニも入れて
会ってくださいね。」

T子さんが教えてくださったこの番組
録画してCDに永久保存版。
ときどき、見て聴きたくなる番組でした。



 魂のピアニスト フジコ・ヘミング
  ピアノの上に置いてあった「絵」肖像画だと思っていたのですが
  これは、写真なのでしょうか。
      (無料画像をお借りしました)