カブキブ！２

榎田ユウリ、角川文庫。
カブキ同好会はなんとか公演も成功したけど、
歌舞伎の中身を理解してもらえない！
クロが考えだした、新しい方法とは。
なんか１巻同様、ものすごいクライマックスの
てっぺんで続きになるんだね。
わはー！って手を打ったところで次巻へ。
表紙絵が残念だなあ。丸子がチビじゃない。

空飛ぶペンギン

上村佑、宝島社文庫。

またまた一見、書き下ろし文庫。
帯に、ヘタレ新人公務員・信二とあるけど、
ぜんぜんヘタレじゃないし。
日本ラブストーリー大賞シリーズって書いてあって、
げ、ラブストーリーなわけ？と思ったら全然ないし。
過疎地に水族館を作ることの、なんかもうちょっと
ビジネス戦略的な何かがあるかと思ったら無いし。
カバーのようなペンギンシーンが書きたくて書いたような
お話に書かされているような話。
感情移入するも何も、話がとっとと進むので、
あらすじかダイジェスト読んでる気分だよ。
しかし、ラストの詩はいいねえ。
「あそこまでは跳べる／ぼくらの翼で／
試してみようではないか」