山本伊吾、新潮文庫。
こういうのって、あんまり読みたくないような、読みたいような。
好きな作家の、プライベートをのぞくわけで。
家族の感傷とかにはかかずらいたくないし。
とりあえず、後者の心配は、皆無だった。
息子である伊吾さんの、父の描き方は、かなりクール。
主人公は、あくまで夏彦さん。
著者は、肉親でありながら、ノンフィクション作家並の存在感だった。
夏彦さんが、十代にどうして自殺しようとしたかは分からないままだったけど、
若い日のデカダンな日々が日記から伺え、
小4で書いたという「人の一生」という一文から伺える厭世観が、
父とか祖父の存在とかから育ち、そこへ父の死、その日記を読むことで、
そういう方へ追いやったのかな、と。下世話だねえ、私も。
・・・人間って、ほんとに面白いなあ、と思う一冊。
こういうのって、あんまり読みたくないような、読みたいような。
好きな作家の、プライベートをのぞくわけで。
家族の感傷とかにはかかずらいたくないし。
とりあえず、後者の心配は、皆無だった。
息子である伊吾さんの、父の描き方は、かなりクール。
主人公は、あくまで夏彦さん。
著者は、肉親でありながら、ノンフィクション作家並の存在感だった。
夏彦さんが、十代にどうして自殺しようとしたかは分からないままだったけど、
若い日のデカダンな日々が日記から伺え、
小4で書いたという「人の一生」という一文から伺える厭世観が、
父とか祖父の存在とかから育ち、そこへ父の死、その日記を読むことで、
そういう方へ追いやったのかな、と。下世話だねえ、私も。
・・・人間って、ほんとに面白いなあ、と思う一冊。
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