DVD「都会のアリス」

ティム・ヴェンダース監督。
白黒。１９７３年だと。生まれる前だ。
ロードムービー三部作のひとつらしい。
主人公は、車に乗って、あちらこちらで写真を撮っている。
青年フィリップは、記者らしいが記事が書けず、
ニューヨークで自分を見失って、ドイツに帰ることにした。
ところが、ドイツの空港はストで欠航。
空港で、同じくドイツへ帰ろうとする母娘に出会う。
翌朝のアムステルダム行きの切符を取って一晩たつと、
母親はいなくなっていて、彼はアリスと二人、
アムステルダムへ・・・
さらにアリスがおばあさんの家を探すと言い出して、
二人でドイツ南部の都市を回る。
アリスがかわいい。
フィリップの写真を見て「空っぽね」
記事を書いていたら「落書き」と言い切る。
気づくと写真を撮るのを忘れているフィリップ。
いい話や。しみじみ。言葉では表現できない。

DVD「恋しくて」

「ナビイの恋」「ホテル・ハイビスカス」の監督。
石垣出身のバンド、ＢＥＧＩＮの誕生秘話みたいな作り。
高校生が、バンドを作って、トップにのし上がっていく。
その裏では、メンバーの恋だの、死だの、いろんなことが起こる。
普通の話といえば普通。
そこは、この監督らしい、というか、沖縄らしいと言うのか、
とぼけた味わいと、町ぐるみっぽい雰囲気が、いい味出している。
とくに、主人公たち、栄順と加那子が、進級するときの
幕間に出てくる動物たちがいい！牛と山羊。
牛、エンドロール見たら、登川誠仁だってよー。
あい、沖縄のことば、うつりそうさー。
でも、無免許で髪の毛いじったり切ったりしたらだめよー・・・