小杉行政書士事務所 小杉 幹のブログ

自然を愛し、単独で山を歩き廻ることを好み、たまにはロードや近くの山を走る、50代オヤジのブログです。

秋の雲取山(大ダワ林道~富田新道)

2009年10月19日 | 奥多摩山行記

平成21年10月17日(土)、友人の希夷斎氏と二人で、木々も色付き始めた秋の雲取山に日原から日帰りで行ってきました。

5時20分に飯能駅で希夷斎氏と合流、一路日原を目指します。奥多摩駅を過ぎて日原街道に入り、八丁橋を過ぎて富田新道入口まで車を走らせます。

7時15分、富田新道入口に到着。林道を上流に少し歩いて、7時30分に大ダワ林道入口から山道に入ります。

大ダワ林道入口

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長沢谷を渡る

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道は一旦長沢谷に下り、川を渡って二軒小屋尾根を乗越します。

大ダワ林道を登り始める

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色付き始めた木

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小沢沿いの道

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色付き始めた大ダワ林道

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まだまだ見頃というほどではありませんが、確実に山は色付き始めています。

イチイの巨木

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大ダワ

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大ダワ林道を登り上げ、10時に大ダワに到着しました。

雲取山荘

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大ダワから雲取ヒュッテの廃墟を巻いて雲取山荘に到着します。

玄関の鍵は閉まっており、周囲には誰もいません。

これだけの規模の山小屋が、シーズン最盛期にはすし詰め状態になるとか。一体何人の登山客が泊まるのだろうか…

雲取山頂へ向かう

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雲取山荘でしばし休憩をとった後、雲取山頂を目指して針葉樹の原生林の中を歩いていきます。

…って、この登りが本当にキツかった!

雲取山荘が標高約1,800mで雲取山が2,000m。高山病になるというレベルではないが、確実に平地よりは酸素が薄い!

たいした登りではなくても心拍数がガンガン上がり、息は切れ切れ。少し歩いては立ち止まり、歩いては立ち止まりの繰り返し。先行するトレイルランナーでフルマラソンも走る希夷斎氏ははるか彼方に…(笑)

それでも一歩一歩足を進めていく。先のことなど考えずとも、歩いてさえいれば必ず目的地には到達するのだから。

雲取山頂はもうすぐ!

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先行する希夷斎氏のお出迎え!

雲取山頂

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11時30分、ようやく雲取山頂に到着しました。(キツかった~)

で、山頂には誰もいない!

雲取山頂って登山者で大混雑のイメージがあったのに、閑散としています…

三角点

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山頂下の雲取避難小屋で昼食大休止。いつものようにお湯を沸かし、カップ麺とおにぎり。食後はインスタントコーヒー。ゆっくり1時間の休憩をとりました。

そのうち、ポツポツと登山者が登ってきます。なるほど、電車やバスを乗り継いで鴨沢からの入山となると、どうしても13時頃の登頂となるんだな~と、納得。

キリが上がってくる

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避難小屋から見下ろす尾根に、キリが上がってきました。時間は12時40分。下山を開始します。

富田新道分岐点

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雲取山頂を下り、小雲取山の肩から鴨沢方面の登山道を見下ろすと、ものすごい傾斜。ここを何人もの登山者がゆっくりと登ってきます。

ん~、この登りは激しくキツいんではないかと… 

登り切った人たちに、思わず「お疲れ様~!」と声を掛けてしまった私でした(笑)

小雲取山の肩から、この急坂は下らずに富田新道に入ります。

富田新道上部

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富田新道下部

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この野陣尾根の富田新道は「奥多摩三大急登」(ちなみにあと二つは、鷹ノ巣山の「稲村岩尾根」と本仁田山の「大休場尾根」。ただし諸説あり。)に数えられる尾根で、上部はそれほどではないが、後半の下りはかなりの傾斜。ここを登るのは半端じゃなくキツイと思う。

ここで単独行の男性登山者とすれ違う。年令は70歳前後か。でっかいザックを背負い、息も切れていない。

思わず「荷上げですか?」と聞いてしまった(笑)

荷上げではなく、3日間の予定で雁坂峠まで行くのだとか。

アンビリーバボー(笑)

よく中高年登山者に対する批判を聞きますが、同じ中高年でもスーパー中高年は存在します!

唐松谷に下る

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唐松谷にかかる吊橋

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2時間程で野陣尾根を下りきり、唐松谷を吊橋で渡るとあとはしばらくの登りで日原林道に出ます。もう車はすぐそこ。休憩込みで約7時間半の周回コースでした。

いや~、キツかったな…

大ダワに出るまではさほどでもなかったのですが、大ダワから雲取山頂までが本当にキツかった!

大ダワが標高約1,700m。雲取山頂が2,000m。大ダワに乗り上げたあたりから心拍数の上昇が顕著になり、息もすぐに切れるようになる。

多少はランニングをしたり、低山を走ってみたりはしているのですが、そう簡単に短期間で心肺能力は高まりません。

こりゃ、2,000m超は無理ですな~(笑)

日原から奥の自然林はブナ林が多いのですが、標高が上がると針葉樹の原生林となります。雲取山頂周辺や、富田新道上部は見事な針葉樹林ですね。針葉樹の自然林は、かなり標高が高くないとなかなか見ることはできません。

曇り空でイマイチ展望には恵まれませんでしたが、それでも雄大な雲取山を楽しむことができ、古き友との一日山行、充実した素晴しい一日となりました。

帰路は「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」でのんびりと汗を流して帰宅いたしました!

このときの他の写真は左サイドバーのフォトアルバム秋の雲取山(写真集)に69枚をアップしてありますので是非ご覧下さい。

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
川越人さん、はじめまして! (長次郎)
2009-10-20 23:28:21
川越人さん、はじめまして!
一日ズレてしまいましたが、雲取山登頂おめでとうございます!

仕事が入らず雨が降ってなければ、私も土曜に登っていたでしょう。

私も川越に近い新座人なので、またこのようなニアミスもあるかと思います。

今後もよろしくお願いします。
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長次郎様、ようこそ! (川越人)
2009-10-20 23:40:29
長次郎様、ようこそ!

私は初めての雲取山だったのですが、キツかったッス…

晴れていれば最高の展望だったのでしょうね。ちょっと残念です。

またヒマな時にでも覗きに来て下さい。

今後ともよろしくお願い致します。

それでは!
返信する
いや、お疲れ様でした。ホントに楽しい山行、否、... (希夷斎)
2009-10-21 14:28:22
いや、お疲れ様でした。ホントに楽しい山行、否、山業でした…
こうしてハイライトで見ると随分歩きましたねぇ。2000m近くなると途端に空気薄かった。次の日の伊豆ヶ岳のトレイルランがまたキツイのなんの…

次の2000m超えの和名倉まで大分期間がありますので、次回は多摩湖一周15kmランということで♪
返信する
希夷斎様、いやいや本当に楽しかったね~ (川越人)
2009-10-21 22:32:34
希夷斎様、いやいや本当に楽しかったね~

ほんの数年前までは、こうしてまた一緒に遊べるなんて思いもよらなかった…

和名倉山では足手まといにならないように(笑)、ランニングと10km程度のトレランで少し鍛えておきますわ!

そうそう、冬晴れの若御子山はいかがです?
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