新勝庵

元サラリーマン、映画・読書・芸術好き。
おんとし 92歳 です。

男姉ちやん

2014-03-13 15:39:53 | 映画

妹尾河童の「少年H」は17~8年位前のベストセラーで、当時

私も一気に読んだ。とても面白い彼の少年時代の自伝的小説

だが、主人公が私より6才位年下で、戦中戦後の事だけに大

いにリアルに共感するものがあり、強く印象に残った。

その映画(DVD)を貰ったので ・・・ 一気に見た!

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水谷豊・伊藤欄夫婦が両親役で、モスクワ国際映画祭で特別

作品賞を受賞している。 なかなか良く出来ていると思った。

本を読んだ時もそうだったが、この物語の中で、かわいそう

で心に残るのが、 気が優しくて親孝行で親切な映画館の映

写技師の山本幸吉君の事。 

 起居振る舞い女っぽいので、子供達から ”男姉ちゃん” と呼

ばれながら慕われている。

その彼にも召集令状が来て、歓呼の声に送られて、「お国の

為に尽くして来ます・・」と挨拶し、母一人を残して出征して

いく!

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数日して憲兵が彼を探して回る・・・入隊してないのだ。

 町中騒ぎになるが、 数日後 H が古家の便所の中で首を吊

 って死んでいる彼を発見する。

 

 私は、彼「男姉ちゃん」の心情が哀れでならない、 私も兵隊経

 験があるから、あの軍隊に男姉ちゃんが耐えていける筈がな

 い入隊したとしても恐らく厠(軍隊では便所の事をカワヤと言っ

 た)で首をくくっただろう。

 軍隊生活のつらさに付いてゆけず 逃亡や首つりする事件が

 時々あった。

 

今では肉体と心「自己意識」が一致しない「性同一性障害」

として公然と認知され、テレビを見ていると タレントにオカマ

 やオネー系のなんと多い事か! 大手を振って オカマ や

 女装したオネー達がガンガン稼いでいる? ・・・

・・・ 男姉ちゃん ・・・ 生まれて来る時期がわるかったねー!


1 コメント

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映画館で見ました。 (小径)
2014-03-14 09:19:08
映画館で見ました。
普通、先に本を読んでいたら映画には不満がでるんですけど
この映画はよかったです。

男姉ちゃんには同じ感想を持ちました。
可哀そうでした。
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