J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

日本代表のこと・・・463

2020-02-05 00:01:25 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 またしても、森保ジャパンネタです。とにかくずっと湧き出てきますね。まぁ東京五輪も近づいてきたし、致し方ない事か。今回指摘されたところは実は当ブログでもこの件の根幹的、構造的部分に当たると思っていましたが、ストレート過ぎて実はそこまでは突っ込む事ができなかった部分です。
    
【森保監督続投の呆れた理由 日本サッカー協会の“政争”の具に】
「サポーターたちからは“森保監督辞めろ!”の大合唱が沸き起こっている。ところが、『森保監督が辞めることは120%ありえませんね』とスポーツ紙サッカー担当記者が断言する。『森保監督は、“兼務”が契約の条件になっているんです。本人も五輪で指揮を執る気満々です』
 しかし、本人のやる気だけではどうにもならないし、これまでもハリルホジッチ監督など契約期間中にクビになったケースはままある。それらと何が違うのか。『ハリル監督を切ったのは田嶋会長。ですが、ハリル氏が就任したのは前の会長の時代でした』
 どういうことか。『監督を解任しても、会長自身の責任問題に発展しない。だから切れたんです。ハリル氏の招聘に尽力したのは、田嶋さんと会長選を争った“政敵”でした。クビにしてむしろ溜飲を下げたのではないでしょうか』
 なるほど。一方で今回は、森保監督を解任すると、任命した田嶋会長自身の責任問題に発展するわけだ。『実は、まもなく田嶋会長の任期が切れるんです。再任は濃厚ですが、実質的最高機関である評議員会の中には反田嶋派もいる。森保監督解任で彼らを勢いづかせたくないんですよ』日本サッカーの限界見たり。」
引用:デイリー新潮

 解任に値する結果になっても辞めさせられない。その理由が就任させた自分に責任問題がふりかかってくるからという、ファン・サポーター不在の愚行だと思います。この辺りの話が本当であれば、まさに私物化で悲しい現実です。すぐには実現できないでしょうが、日本協会会長には、将来的に村井チェアマン(キャプテン)になって欲しいと思ったりします。
 そして、実はずっと昔からキープしていて、なかなか紹介できなかった情報があります。一昨年8月の情報で、まだ、W杯が終わって間がなく、代表監督の決定直前の時期のようです。

【サッカー日本代表新監督の選考基準 「早稲田閥」を排除か】
「(森保一の就任に)疑問が残るのは、ロシアの地で前評判を覆す闘いを見せた西野朗氏(63)の続投を望む声が少なくなかったにもかかわらず、早々に退任が発表されたことだ。協会関係者がいう。
「当初、後任には外国人監督を据える方針で、元ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマンらと水面下で交渉が行なわれました。結局不調に終わり、兼任の負担があるにもかかわらず森保さんに白羽の矢が立ったわけですが、その理由には『早稲田閥』を避けたいという田嶋会長の思惑があったようです」
 元サッカー協会会長の川淵三郎氏(81)をはじめ、元代表監督の岡田武史氏(61)や西野氏、協会技術委員の原博実氏(59)や技術委員長を務める関塚隆氏(57)は早稲田大学出身だ。
『一方の田嶋会長は筑波大学出身。サッカー界では早稲田と双璧をなす“学閥”です。早稲田閥が要職を占める流れを断ち切る意味で、森保さんは“適任”なのです』(同前)
 元日本サッカー協会副会長で、早大OBの釜本邦茂氏(74)は、『東京五輪代表の中にはその2年後のカタールW杯の代表に選ばれる選手も出てくる。選手の特性を把握できているし、チームとしての戦略も立てやすくなる』と“森保新監督”について一定の評価はするものの、『田嶋会長を支える協会幹部に世界のサッカーのわかる者がいないのが気になる』とも付け加えた。そもそも東京五輪で惨敗すれば、そこでA代表と五輪代表の“W辞任”もあり得る。サポーターが求めるのは、学閥よりも、勝てるかどうかだ。」
引用:ポストセブン

 かなり前ですが、当ブログでも川淵チェアマンから続く「早稲田閥」の弊害について記事(探したが発見できず)を書いた事があります。その時は早稲田閥など好ましくない、そういう動きはしないで欲しいと書いたと思いますが、脱早稲田閥の動きで逆効果になってしまったのは皮肉なものですね。
 そもそも「学閥」が存在している事が良くない。もっと開かれた組織になれないものでしょうか。というか、個人的には今は組織というよりはムバラークな「個人」なのでしょうが。とにかく、こういう勢力争いや政治抗争が根付いているようでは、日本サッカー界は進歩しないでしょう。上で村井氏待望論を書きましたが、調べてみると早稲田でした・・・ うーむ世の中不可解だ。
 あと、気になるのが「田嶋会長を支える協会幹部に世界のサッカーのわかる者がいない」という部分。まさに世界を知らなくなってしまった組織が据えた「世界を知らない」代表監督か。東京五輪の惨敗だけでなく、カタールW杯も風前の灯火かもしれません。といいながら、また博打で一時的な成功を収める可能性もありますが。
 「サポーターが求めるのは、学閥よりも、勝てるかどうかだ」まさにその通り。とにかく学閥争いが理由で解任すべき人材を解任できないという事であれば、悲劇の何物でもありません。

  また、ZAKZAKに「鹿島アントラーズ、ACL敗退“真の敗因”は…JFAとJリーグの軋轢か?」という記事も出ました。何かと指摘される日本サッカー界の過密日程だが、世界と比べて大差はない。ただ、観客動員が見込める夏休みをオフにしたくないJリーグは春開幕を貫き、欧州リーグと同じ秋開幕を提唱する日本サッカー協会とは、長きにわたる対立がある。両者の軋轢こそ、今夜の鹿島の真の敗因だと書かれていました。深いですね。まさにファン・サポーター不在の醜態。辛口セルジオさんもテレ東番組で「U-23日本代表 歴史的敗退の責任は日本サッカー協会にもあり」と書いていました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Jリーグの話題173 | トップ | 松本山雅の強さ36 »

コメントを投稿