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湯郷ベルについて48

2017-12-31 00:01:58 | 岡山湯郷ベル

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今年6月から山陽新聞朝刊に連載された特集記事の「岡山サッカーの歩み」ですが、男子の後は女子サッカーについて取り上げられています。その「第3部 『女子』の隆盛」の中でベルとシャルムが出ていますが、今回は「②全国区 湯郷ベル編『創設6年目 大舞台で準V』」で、今季ギリギリ2部に残留した湯郷ベルして紹介していきたいと思います。ちなみに、このシリーズの過去雄の記事と同様に、下左画像はクリックしたら拡大して読めるようになります。
      
「Lリーグ入りには発足から2年を費やした。加盟条件の一つだった全日本女子選手権への出場1年目で果たせなかったからだ。チームづくりの遅れから、01年の同選手権県予選準々決勝でよもやの敗退。この反省から1年をかけてLリーグチームなどと約50試合もの練習試合をこなした。
 地道な鍛錬は実り、02年同選手権県予選を勝ち抜けた。さらに中国予選で頂点に。本大会出場権をつかみ、中四国地方初となるLリーグ入りの吉報が03年1月、イレブンの元に届いた。福元ら力量ある選手が加入し、2年目の宮間が柱に育っていたのも大きかった。」
「試練はもう一つあった。Lリーグの再編に伴い、1部8チーム(L1)と2部6チーム(L2)に振り分ける03年冬のプレーオフ最終戦で「あと1点」が奪えず1部入りを逃したのだ。だが、翌年の2部での戦いに腐ることなく、力を蓄えることに専念した。そして圧倒的な攻撃力を備え、14勝1敗で2部を制覇。堂々の1部昇格だった。
 湯郷ベルは他の強豪のような母体となる親企業がない。1部で対等に戦うには、しっかりした経営基盤が不可欠だった。運営は全国でも珍しい「官民一体方式」を採用した。美作市と岡山県が補助金を出し、企業は選手を雇用したり、広告スポンサーとして費用を賄ったりして支える。強化や選手獲得の資金が潤沢にあるわけではないが、「地域に溶け込めばチームは存続していける」。黒田はこう考えていた。
 選手は地域貢献活動にエネルギーを注いだ。子ども対象のサッカー教室に出向いたり、地域の祭りのゲストを務めたり、一日警察署長や選挙啓発を買って出たり・・・。内容はバラエティーに富む。
 こうした活動は地元の人々や企業にしっかり響いた。選手を雇い、ユニフォームに社名を入れている地場スーパーのマルイ(津山市)社長室長の下山作治(70)=岡山県勝央町勝間田=は「支援を続けているのは県北を盛り上げる存在だから。買い物に来たお客さんと従業員の間でベル談議が弾むんです」と話す。チームの土台にあるのは選手、地域が互いに支え合う「ウィンウィン」の関係だ。」
引用:山陽新聞(上左画像参照)
    
 当ブログでは2006年から記事で登場しています。この当時、「ホーム1試合平均約1,400人とLリーグ屈指の集客力」とあり、この頃は集客力の面でなでしこリーグの牽引役だった事がよくわかります。昨季引退した加戸選手が中学校(倉敷市立某中学校)の遠い後輩で、ハジャスで男子選手の中でもまれて頑張っており、親近感を覚えていたのを覚えています。
 当ブログが初めてベルを観たのは2002年頃。美作ラ・サ場に、スロベニア代表のキャンプを観に行き、その時に別のグラウンドで、2001年に結成されやばかりのベルが練習試合をやっていたのを観た記憶があります。当時、宮間選手は入団していましたが、全く印象は無く、女子のチームが頑張っているんだという印象だけでした。
 記事にもありますが、今季のホーム開幕戦はシャルムとの岡山ダービーでした。新生ベルは見事、先輩の貫録を示して勝つ事ができましたが、今季の終盤はシャルムとの残留争いに終始し、最後にギリギリ2部に残りました。さて、来季は間違っても後を追って、3部に行っちゃわないようにお願いします。最近のなでしこジャパンや、ヤングなでしこの試合を見ても、所属が岡山の選手を見なくなって久しいです。ベルをずっと応援していた方々がブツブツ言われていますが、ぜひ蘇生して欲しいですね。
岡山サッカーの歩み(シャルム) ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171218
   〃         (J2岡山)⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171015
   〃               ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171008
   〃               ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171001
   〃               ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170924
   〃               ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170917

   〃               ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170910

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