リスペクトコラムです。
昨日だったか、新アリーナに関する報道が流れました。検討会議も5回目になるそうです。まぁまだまだ何年もかかるので、会議も10回以上かかるのでは。新スタジアムの方はまだまだ構想段階の域を抜けませんが、新アリーナは岡山市がしっかりと建設計画を進めています。だいぶイメージもはっきりしてきましたね。
建設費も当初は145億円でしたが、収容人数が1万人に増えたために現在は280億円に膨れ上がっています。物価も上昇しており、280億円で収まればいいのですが。
【岡山・アリーナ整備 企業寄付軸に50億円確保 市意向 外観イメージ図披露】
「岡山市が同市北区野田の市営住宅跡地で建設を計画する新アリーナの方向性を協議する『アリーナ整備検討会議』の第5回会合が30日、市役所であり、市は事業費と見込む280億円のうち50億円について経済界からの寄付を軸に賄う意向を示した。整備に伴う市外への経済効果が大きく、市民以外にも広く負担を求める必要があると判断した。外観イメージ図も披露し、企業などからの寄付金獲得に向けた動きを活発化させる。
アリーナ整備を巡っては、昨年12月の第4回会合で市が最大収容人数を6千人から1万人に引き上げることに伴い事業費が275億~から280億円に膨らむ見通しを明らかにしていた。
市は今回、財源の内容を初めて示した。国の補助と市債で各90億円を調達し、市の一般財源で50億円を拠出。残る50億円は、自治体に寄付した企業の税負担を軽くする『企業版ふるさと納税』などで確保する。理由として、開業後20年間の経済波及効果(約2800億円)の4割近く(約1千億円が市外に及ぶことから『市民の負担だけでは理解が得られない』とした。
会合には地元の経済、スポーツ団体の代表者が18人が出席。事業手法として民間企業に運営を長期間委ねる『コンセッション方式」を導入する方針や、外観イメージ図を載せたPR用リーフレットを寄付金集めに活用することも確認した。」
〔実現へ積極的関与 地元3クラブ共同声明〕
「岡山市による新アリーナ整備計画について、同市を拠点とする岡山シーガルズ(バレーボール)トライフープ岡山(バスケットボール)岡山リベッツ(卓球)の3クラブが30日、計画実現に向けた共同声明を発表した。市や経済界と連携し、企業版ふるさと納税の活用などによる財源確保や機運醸成に積極的に関わることとしている。
同日に開かれた整備検討会議での議論を踏まえた対応。声明では施設を『いわゆる"体育館”ではなく、地域の交流、経済、文化、防災などの多機能が融合する『未来型アリーナ』」と位置付け、各クラブが築いてきたファンや企業との関係を生かし、施設整備の意義を啓発、広報していく考えを示した。」
出典:山陽新聞
岡山市が示した建設財源の内訳が出ました。280億円のうち、国費が90億円、市債が90億円、市の一般財源50億円、寄付金など50億円という事ですが、結構国から出てくるんですね。岡山市が140億円か、市民の反対派(新スタジアム推進派含む)が一言いいそうですね。生活に困っている人に回してはとか、スタジアムは来場者数が少ないから、スタジアムに回せとか。そして、寄付金の50億円。企業版ふるさと納税に加えて、市が会議所に拠出を言われています。その後の経済波及効果の4割近くが市外に及ぶことから、ふるさと納税という事ですが、広島や吹田のような動きがなぜできないのかと個人的に疑問です。
【“岡山の未来を創り出すアリーナ”実現に向けた共同声明発表のお知らせ】
「このたび、2025年4月30日(水)に行われた第5回アリーナ整備検討会議での議論を踏まえ、岡山を本拠地とする岡山シーガルズ(バレーボール)、トライフープ岡山(バスケットボール)、岡山リベッツ(卓球)の3クラブは、“岡山の未来を創り出すアリーナ”の実現に向けた共同声明を発表いたします。
このアリーナ構想は、単なる施設整備にとどまらず、岡山の未来を創り出す官民共創プロジェクトです。私達3クラブはこれまでスポーツを通じて地元岡山の地域社会と深く関わってきた責任ある当事者として、この構想の実現に向けた決意と具体的なアクションをここに力強く表明いたします。
〔“岡山の未来を創り出すアリーナ”の実現を〕
岡山シーガルズ株式会社、株式会社TRYHOOP、株式会社岡山リベッツ
『体育館ではなく、「岡山の未来を創り出すアリーナ」』
これまで我々3クラブと岡山市、経済界において丁寧に議論が積み重ねられたアリーナ構想が、ついに実現に向けた具体的な段階へ進もうとしています。私たちが目指すのは、いわゆる“体育館”ではありません。地域の交流・経済・文化・防災など、多機能が融合する『未来型アリーナ』です。
そして何より、“スポーツを核としたエンターテインメントの力”が、岡山という街に新たな躍動を生み出す起爆剤となると、私たちは確信しています。
『スポーツ×地域のチカラで、未来の岡山を描く』
岡山が全国に誇るべきアリーナを、市民・企業・クラブ(ファン)が一体となって創り上げる“共創型”の象徴とするため、私たち3クラブは、岡山市、経済界と協働し、アリーナの実現に向けた機運の醸成や、企業版ふるさと納税など寄附制度を活用した財源確保等に積極的かつ主体的に関わり、地域の皆さまと連携してその拡がりをともに築いてまいります。
具体的には、これまで各クラブが築いてきたファンや企業の皆さまとの関係性を活かし、アリーナ構想や意義について改めて直接ご説明、ご案内する活動を行っていくほか、啓発・広報活動も活発に展開してまいります。
そしてアリーナが、スポーツや地域活動を通じて、岡山の街にどのような新しい価値をもたらすのか、皆さまと一緒に考え、共有していくことを大切にしてまいります。また、ファンや地域の皆さまとも想いを分かち合いながら、共に未来への一歩を力強く踏み出してまいります。」
ここで気が付いたのが、今回の3クラブの共同声明。なぜかファジアーノの姿が見られない。今までの動きでは名前は並立して入っていました。岡山市北長瀬未来ふれあい総合公園と、岡山県総合グラウンドの指定管理者なのに。なぜこのタイミングで応援してくれないのか。ひょっとして面白く思っていないのではと個人的に思いました。
また最近、SNS等で見かけるのが、新スタジアムがすぐにできて欲しいと強く願う一部の人による新アリーナに対するネガティブな投稿。この前逆の投稿も見ましたが(笑)。これは岡山らしい典型的な「ムラ意識」だと個人的に思います。なぜ自分達目線でしか考えができないのか。ここで対立してどうする? 対立すればするほど岡山のスポーツ文化発展の足を引っ張る事がわからないのかなぁと実感します。
なぜ、新アリーナが新スタジアムよりも先に建設されようとしているのか。広く長く新アリーナ等の動きを観てきた当ブログではよくわかっています(記事最下部アーカイブ記事をよくご覧下さい)。率直な要因はファジアーノ側の地域への根回しができていなかった事を挙げさせてもらいます。SPOC機構(財界中心の団体)を中心に元々シーガルズの練習場から、シーガルズアリーナ構想が出てきた。研究を進めながら岡山市と連携を強め、シーガルズ専用ではない新アリーナ建設構想が構築され、見事実現に至った。なぜその流れにファジアーノなり、新スタジアム構想が乗れなかったのかという点です。地域にきちんと根が張れていたから財界はシーガルズに目を向けた。ファジアーノはそこまで地域に根が張れていなかったから、市民運動が起こせていなかったから財界が目を向けてくれなかったのではないかというのが個人的な印象です。2年前だったか、新アリーナの署名用紙が職場に回ってきていたなぁ。
また、ファジアーノは個人オーナー制で、木村さん個人の持ち物という特徴も何かしらあるのかもしれません。あの方々が新スタジアムを造ってくれるだろと思われているのかもしれません。プロスポーツクラブは「公共財」。だから地域に根が張れ、市民運動が起こって市民・県民の機運が高まったと判断され、行政が動くのでは。
例えばですが、全市町村に後援会組織があり、県内のあちこちからスタジアム建設運動が怒涛のように湧き起こったら、伊原木知事もまた考えを変えるかもしれないと個人的によく思います。以上個人的な戯言でした。気にしないでください。他県に笑われないよう、県民みんなで仲良くスポーツ文化を盛り上げましょう!! 節に願います。
岡山市新アリーナ構想関連⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20250129
〃 ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240920
〃 ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240903
〃 ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240608
〃 ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240203
〃 ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231203
〃 ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231129
〃 ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230620
〃 ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230319
〃 ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230427
〃 ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221203
〃 ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220216
〃 ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211209
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200912
#がんばろう石川 #がんばろう能登
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