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JFLを駆け上がろう23

2023-01-07 00:01:24 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 急に来ましたねぇ。非常にインパクトのあるニュースでした。以前から囁かれていた実質4部リーグであるJFLと3部のJ3リーグの間の昇降格制度がついに正式に立ち上がりました。もう少し先の話かと思っていましたが、何と今季から導入されるとか。今季に合わせて奈良さんとFC大阪さんがJ3に来たばかりなのに、今度は入れ替わりでJ3からアマチュアリーグであるJFLに降格チームが出てくるとか。今まではJ3より上のカテゴリのチーム数を増やすために、チーム数が増えるだけでしたが、定数に達したために、ついに入替が始まります。
   
【2023シーズン以降のJ3クラブ・JFLクラブの入れ替えについて】
「■Jリーグ入会の順位要件見直し
・JFLのリーグ戦における最終順位が2位以内であること
※JFL2位以内のクラブがJリーグ入会のためのクラブライセンス交付判定を受けていない場合、3位以下のクラブが繰り上がることは無い
※2022シーズンまでのJリーグ入会の順位要件:
JFLのリーグ戦における最終順位が4位以内であり、かつ、JFLに属する百年構想クラブのうち、上位2クラブに入っていること
■J3クラブ・JFLクラブの入れ替えについて(J3クラブの会員資格喪失(※)およびJFLクラブのJリーグ入会)
(1)理事会においてJリーグ入会承認を得たJFLクラブが1クラブの場合
①当該JFLクラブがJFLのリーグ戦年間順位1位の場合
 ・J3における年間順位最下位のクラブとJFL1位のクラブが自動入れ替え。
 ・J3・JFL入れ替え戦は開催しない。
②当該JFLクラブがJFLのリーグ戦年間順位2位の場合
 ・J3における年間順位最下位のクラブとJFL2位のクラブとの間でJ3・JFL入れ替え戦を実施する。
 ・入れ替え戦に勝利したJFLクラブはJリーグに入会してJ3クラブとなり、敗戦したJ3クラブは会員資格を喪失する。
(2)理事会においてJリーグ入会承認を得たJFLクラブが2クラブの場合
 ・J3における年間順位最下位のクラブとJFL1位のクラブが自動入れ替え。
 ・J3における年間順位19位のクラブとJFL2位のクラブとの間でJ3・JFL入れ替え戦を実施する。入れ替え戦に勝利したJFLクラブはJリーグに入会してJ3クラブとなり、敗戦したJ3クラブは会員資格を喪失する。
※定款第10条第3号の定めに従い、自動的に会員資格を喪失する。
■J3・JFL入れ替え戦 大会方式および試合方式について
大会:J3・JFL入れ替え戦
開催日程: 〇第1戦:12月9日(土)  〇第2戦:12月16日(土)
大会方式: ホーム&アウェイ方式の2試合
      ■試合会場 第1戦:JFLクラブのホームスタジアム
            第2戦:J3クラブのホームスタジアム
試合方式: <試合方式および勝敗の決定>90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする。
      入れ替え戦の勝者は2試合の勝利数が多いチームとする。勝利数が同じ場合は、次の順によって決定する。
      ①2試合の得失点差
      ②第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦
      ③PK方式(各チーム5人ずつ。勝敗が決定しない場合は、6人目以降は1人ずつで勝敗が決定するまで)
      ※アウェイゴールルールは無し」

 

2023シーズン以降のJ3クラブ・JFLクラブの入れ替えについて:Jリーグ.jp

Jリーグは、2023シーズン以降の日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のクラブと日本フットボールリーグ(JFL)のクラブの入れ替えについて、下記の通り決定しましたので...

Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ)

 

 詳しく読むと、何となくJFL目線の制度である事を認識しました。地元岡山がJ2に昇格した2008年は4位でも昇格できていますが、今回の制度では2位がマストの条件。つまり少し条件が厳しくなっています。Jリーグ入会承認を得たJFLクラブが1つであれば入替戦をやらずに自動入替になり、2つある場合は自動入替と入替戦の両方になるという事ですが、降格になったらJリーグ会員資格を喪失するとあり、やっぱ厳しいなぁと思ってしまう。
 昨日、野々村チェアマン肝いりのフットボール委員会の記事を出しましたが、今回の動きもフットボール委員会の影響が出たのかなとも思います。フットボール的には3部リーグと4部リーグで入れ替えができていないのはよろしくないでしょうという事。

 ビックリしたニュースでしたが、実はJクラブがJFLに降格するのは初めてではありません。確か一昔前に一度あったよなぁと思い起こし、調べてみるとありました。2012年の町田さんです。2011年にJ2昇格(当時はまだJ3は存在せず)を果たしますが、1年でJ2最下位となり、この年にJFLで優勝した長崎さんのJリーグ加盟が承認され、長崎さんと入れ替わりでの町田さんのJFL降格と、Jリーグ正会員資格消失が決定したとあります。J3は2014年から開始されており、ちょうど端境期に「JFLへの降格」という経験をされた訳ですね。なのでJリーグとJFLの昇降格が今季初めてではないのです。
 
 改めて厳しい時代に入っていきました。当ブログで昔から、クラブ経営を失敗するとクラブが消滅するかもしれないと言い続けてきましたが、現実的になってきたなと実感しております。個人的には地域に根が張れないクラブは、今はカッコよく見えても支援体制等が脆弱(スポンサー偏重等)なので倒れやすいため、100年続かずにそうなっていくのではと思います。
 極端に例えるといくらJ1が目の前に来たJ2クラブであっても、経営面やチーム運営でミステイクを犯すと、J3までカテゴリを下げて行き、その次にJFLまで落ちて行き、更に経営が成り立たなくなってクラブが消滅してしまう可能性もあるという事。下まで落ちた事例はJ1からJ3まで落ちて行った大分さんや山雅さんがあるし、同じホームタウンにできた競合クラブに追い抜かれてクラブ廃止まで至った広島の女子の例があるので、あながち絵空事でなくなってきました。という事でJクラブの皆さん、アマチュアリーグに落ちないように頑張ってください。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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