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2018-03-05 00:01:21 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先日、Jリーグから、J2岡山及び中国地方のJクラブに関係する一つの発表がありました。サテライトリーグを数年前から試行錯誤しながら実施してきましたが、2018年はまた一味違う方式で開催するそうです。しかも、中国地方を中心に。
 名称は「Jリーグ育成マッチデー」。将来有望な若手選手の強化・育成に寄与することを目的として、Jリーグ全クラブのうち参加を希望するクラブを対象に開催。今回の大会は、2016および2017Jサテライトリーグからレギュレーションを見直し、試合出場機会が少ないプロ登録1年目から5年目までの18歳から23歳の選手の試合出場時間や、公式戦に近い環境で開催された試合に対してポイントが付与され、その合計ポイントによって順位が決定されます。まずはJリーグからの公式発表です。
   
【2018Jリーグ育成マッチデー 大会概要】
「〇参加クラブ(6クラブ)
 北海道コンサドーレ札幌(J1)、横浜FC(J2)、ガイナーレ鳥取(J3)、ファジアーノ岡山(J2)、サンフレッチェ広島(J1)、レノファ山口FC(J2)
 ※下線は2017Jサテライトリーグからの変更箇所
1. 大会方式
 (1)試合時間 90 分(前後半各45分)
 (2)競技成績による順位決定は行わず、ポイントルールにて順位決定を行う
  ポイント付与基準/        ポイント付与ルールとポイント数
  試合数と試合結果/        1試合/1ポイント、 勝ち/1ポイント(負け、引き分け/0ポイント)
  23歳以下選手の出場時間/  23歳以下選手の年間出場時間を合計し、出場時間の多い上位5クラブにポイント付与
                       1位/5ポイント、2位/4ポイント、3位/3ポイント、4位/2ポイント、5位/1ポイント
  試合環境(スタジアム開催等) /公式戦に近い環境(スタジアム使用等)での試合開催に1試合/ホームクラブに3ポイント
  アウェイ遠征(遠征距離基準) /原則片道300km以上の遠征をしたビジタークラブに1ポイント
  ※合計ポイントにより順位を決定する
 (3) 順位により「育成奨励金」をJリーグより支払う
  順位 育成奨励金
  1位 4,000,000円、2位 3,000,000円、3位 2,000,000円、4位 1,000,000円、5位 500,000円、6位 300,000円
  ※育成奨励金の配分対象となるには、1チーム当たり最低3試合の実施を要件とする
 (4)ホーム&アウェイを原則としない(アウェイのみの参加可)
2.試合日程
  日程確定後、改めてお知らせいたします。
  トップチームの試合の前座/後座もしくはそれに類するスタジアムでの試合実施を推奨
3.出場可能選手
 (1)トップチーム登録選手(2種トップ可、特別指定選手含む)
 (2)「2種トップ不可」選手(同クラブの2種チームに所属し、トップチームへの出場資格を有しないが、事前にJリーグが登録承認した選手)および練習生  
    については、JFA登録が完了済で、個別にJリーグの承認を得た選手のみ合計最大6名の出場可能とする
4.ベンチ入りスタッフ、交代人数など
 (1)エントリーは18名、交代選手は7名までとする
 (2)外国籍選手は3名まで。ただし、アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手は1名に限り追加エントリー可
 (3)Jリーグが別途「Jリーグ提携国」として定める国の国籍を有する選手は外国籍選手として取り扱わない
5.警告の累積
 クラブ間で自由に試合が設定されるマッチメイクの特性及びクラブ間の試合数が異なるため、累積警告による出場停止は適用しない
引用:Jリーグ公式HP

 という内容でした。育成世代の強化のために絶対に必要なのに、過去の歴史を見ると、紆余曲折が続いている様子。2016年に再開される前はJ3にJリーグU-22選抜チームを編成して参加させましたが、思うように選手が集まらず、2016年からはクラブ単位で参加したが、怪我等で選手が集まらず、中止が多かったと聞いています。ここで過去のサテライトリーグの歴史を簡単に振り返っておきます。

・'09年まで
 すべてのJリーグ加盟チームの参加が必須とされ、旧JFLに所属する準加盟チームも任意で参加。'99年にJ2ができると、J1クラブが参加必須、J2のクラブは任意参加で実施。練習試合と変わらない状況で真剣勝負の場になっていないと、存在意義が疑問視され、'09年で終了。
・地域ごとの育成リーグ
 '10年頃から北海道、宮城県、関西、中四国、九州で実施されたが、'14年までにその大半が終了。
・'16-17年(カテゴリは当時のもの)
 '16年は、J1仙台、J1鹿島、J1川崎、J1横浜、J1湘南、J1新潟、J1名古屋、J1神戸、J1広島が参加。24試合(各チーム5~7試合ずつ)が設定されたが、クラブ側の事情などでシーズン中盤以降で6試合が中止。
 '17年は、J1仙台、J2湘南、J1清水、J1広島で開催され、10試合が設定。

 歴史を見ると、今回のも含めると広島さんが一番育成について熱心である事がよくわかります。さすが育成の広島さん。大会も順位により賞金(育成奨励金)が出るし、練習試合で終わってしまう事はないですね。しかし、今季にあたって、J1からJ3で参加希望を募った結果がこの6クラブという事ですが、どうなんでしょうか。なぜ仙台さんや湘南さんは手を挙げなかったのでしょうか。そこが一番気になります。
 実はこのサテライトリーグとは別に、もう一つの育成チームが存在しています。それはJ3に参戦している、各JクラブのU-23チームです。セレッソさん、FC東京さん、ガンバさんのU-23チームです。サテライトリーグより費用がかかるので、いわゆる3つのメガクラブが参戦した格好になったのかな。
 地元岡山は元々こういう事は積極的でした。その昔にはファジアーノネクストを組織し、中国リーグからJFLまで参戦しており、J3にU-23チームが参戦する時も確か候補クラブで名前が挙がっていたのを報道で観た事があります。
 今回の「2018 Jリーグ育成マッチデー」はDAZN資金もあったのかな。で、地元岡山ではどういう選手が出場する事になるのでしょうか。出場機会が無い選手や若手になるのでしょうが、例えば金山選手など控えGKにはいい実戦経験ですね。まあ、近場でTMを組んでいくところに、賞金的なものがつく大会化して良かったのではないでしょうか。概要を見ると、トップチームの試合の前座や後座に組まれるケースもあるようで、昔ダブルヘッダーで実施していたJFL時代を思い出しますね。そのうちにホーム戦とダブルヘッダーで組まれる事もあるかもしれません。
Jクラブセカンドチーム関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170225
   〃             ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160211
   〃             ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151216
   〃             ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151119
   〃             ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151112
   〃             ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151007
   〃             ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150911

   〃             ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121124

 話は変わり今日、Cスタでファジのホーム開幕戦、栃木戦がありました。その模様は明日。

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