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盛り上げたいJ3リーグ9

2015-11-19 00:01:15 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 ここ最近、セカンドチームのJ3参加が取りざたされていますが、17日の報道でJ3へのJクラブセカンドチーム(U-23)の参加が承認されたニュースが流れました。その中でサッカーキングが「U-23チームのJ3参加と育成マッチデー、Jリーグが承認した若手成長促進の施策とは」というタイトルで詳しく報道しているので、抜粋して紹介。
   
 11月17日に行われたJリーグ理事会において、来季J3リーグへのU-23チーム(いわゆるセカンドチーム)の参加が承認。また来シーズンから育成マッチデー(仮称)を設けてJリーグ各クラブの控え選手たちによる準公式戦を開催することも決定。
 Jリーグの18~23歳の若手選手の実戦不足を補うために2つの施策の実施。2シーズンにわたって行われてきたJリーグ・U-22選抜については、日本協会理事会にて正式決定になるが、活動を終了する見込み。活動に継続性がなく、五輪代表強化という視点はともかく、育成という観点からは十分な成果があがっていないという判断があったと推測。

 村井チェアマンによれば、U-23チームの参加条件は、基本的にJ3基準であり、スタジアムなどはJ3の要件が必要。登録選手についてはJ1・J2に所属するトップチームとの間に垣根は設けず、試合ごとに登録される形。例えば、土曜日のJ1の試合でベンチ入りしていた選手が、翌日のJ3の試合へ出場する事も可能。もちろん、土曜日のJ3の試合で活躍した選手が日曜日のJ1の試合に抜擢されるといった可能性もあり。これはドイツやスペインなどでスタンダードな形で、2つのチームではなく、1つのクラブとして捉えるということになる。
 選手の出場基準については当該シーズンの12月31日時点で23歳以下であること。早生まれの選手は少しだけ出やすいレギュレーションになり、加えてオーバーエイジ枠3名までの起用が可能。また試合経験を特に積みにくいGKに関しては別に1枠を設置。仮に30人の登録選手を保有しているチームでJ1の試合に14人の選手が出場しているとすると、残る16人でJ3の試合を戦うイメージ。これに加えて、ユース所属の選手なども当然出場可能となるので、U-23チームを保有するからといって過剰に保有選手数を増やす必要は無く、出場選手の基準については年齢制限のみとし、一部報道で伝えられたプロテクト選手枠などは導入されず。

 J3クラブからは興行面への悪影響を危惧する声もあり、「その点については最も多く議論した」と村井チェアマンのコメント。J2昇格の資格は与えられず、仮に2位以内にU-23クラブが入った場合でも、下の順位のチームが繰り上げ。加えて、新たにJ3へ入りたいというクラブが出てきたときに、U-23チーム参戦でチーム数が増えたことを参入障壁にしないことも確認。U-23チームの絶対数もJ3一般クラブの1/3未満の数となり、それを超えるチームが参戦を希望した場合は入れ替え戦の実施などを検討。「オーバーエイジ(OA)枠の導入による興行面への影響も含め、『そういうことなら問題ない』とJ3全クラブから合意をいただいた」と村井チェアマンのコメント。
 一方、育成マッチデー(仮称)は旧サテライトリーグの復活に近いアイディアで、Jリーグが間に立ちながら各クラブで日程を調整し、控え組同士による準公式戦を実施。練習生の参加可否など詳細については未定で、また試合数や参加クラブなども現時点では不明。いずれにせよ、この2つの施策を新たに実施することで、Jリーグとして若手の成長を促したい考え。

 という内容でしたが、まず「プロテクト選手枠」が気になりました。調べてみると、「プロテクト枠」とは、セカンドチームが、トップチームの主力の調整の場となることを防ぐために、J1しか出場できない人数枠の事。つまり、2軍の試合に1軍選手が調整のために出てきて、その分若手が出場できないという現象を減らす目的の制度ですが、そういう細かい事にはこだわらないようにも見えますが、時々J3に人気選手がOA枠で出てきて、興行的に貢献させたいという意図も垣間見えます。
 大体の情報ですが、「○○U-23チーム」という名称、最大3人のオーバーエイジ枠になり、2017年以降希望クラブが多い場合は、セカンドチーム同士で入れ替え戦を行うそうですが、負けた方がどこに行くかのは不明。他にJ3入会金500万円の支払義務も発生します。
 イメージ的にはリザーブ選手達がJ3で戦うものですが、一つ個人的に問題に感じるのが、来シーズンせいぜい4チームのサテライトが参戦してきて、そこの選手は実戦の機会を得る事ができますが、残りのJ1で15チームほどの若手選手がまた実践機会を失う事です。育成マッチデーという事も行われるようですが、元々サテライトリーグ自体があんまり意味がないからと廃止になった経緯もあり、大丈夫かなと思います。
 とにかく全体的に中途半端に見えて、ハリル監督が唱えた育成世代の強化がもう一つ進まない気がします。当ブログ的には、昔から言うようにドイツスタイルで、トップのベンチに必ず若手を何人か入れる義務を持たせる事です。この問題はこれからもずっと何年も続いていくでしょう。さあ、2年後はどんな制度に変わるのでしょうか。
サッカーキング該当記事:http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20151117/370941.html
Jクラブセカンドチーム関連④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151112
   〃             ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151007
   〃             ②:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150911
   〃             ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121124

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