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J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

Jリーグファミリーの資格33 【J特】

2012-09-08 00:12:25 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 さすが去年のチャンピオンチームです。基本的に公共財としての意識がクラブ全体を覆っているのでしょうね。そう思わせる事例がありました。しかも、偶然見つけたので、まだまだあるのかもしれません。J1柏の選手有志で「BtoJシート」という招待事業を長く実施されています。5人程度の選手がチケットを共同購入して、地元の学校サッカー部員達に直接プレゼントをしに学校訪問を行っている活動です。これは企業チームだからとかそういう理屈は言えません、選手の個人共同購入です。選手会活動が活発に行われているからこそできる事業なのかもしれません。
 この活動は「部活からJリーグへ」という意味で2006年にスタートした企画で、ホームゲームのチケットを柏市内の中学生にプレゼントするために、選手が直接学校訪問します。発起人は北嶋選手(現J2熊本)と、平山選手(現J1柏アカデミーコーチ)で、毎年5人前後の選手がチケットを共同購入して実施中。以下、集めてきた情報を紹介。
     
 <2012年>
 8月:http://blog.reysol.co.jp/koho/post_1489.php
 練習前には工藤選手が招待事業「BtoJシート」の寄贈に柏市立風早中学校を訪問。2006年のスタート時から出来る限り選手たちが直接手渡しをするように心がけている。この企画は、試合終了後にピッチで選手たちと記念撮影できるのも大きな特典。
 4月:http://blog.reysol.co.jp/koho/post_1407.php
 「初回はやはり全員で揃って行きたい」と北嶋選手の強い希望もあり、負傷の桐畑選手が欠席したが、北嶋、田中、酒井、工藤の4選手が部活開始前に今季1校目となる柏市立酒井根中学校を訪問。
   
<2011年>
 6月:http://blog.reysol.co.jp/koho/post_1181.php
 北嶋選手と山崎選手が招待事業「BtoJシート」の贈呈に柏市立逆井中を訪問。桐畑選手の母校でもあり、サッカー部員28名が出迎え。
 →何と去年J2岡山に在籍し、今年はJ2岐阜に所属している山崎選手もちゃんと活動に参加しています。レン選手も探したのですが、うーん、ちょっと見当たらず。これを見ても山ちゃんはやはり黄色いチームにいた方が生き生きとして幸せじゃないのかと。他にも・・・
<2010年>
 11月:http://blog.reysol.co.jp/koho/post_1071.php
 今年最後といえば選手による招待事業「BtoJシート」も今回訪問した柏市立光ヶ丘中学校が今季18校目。この活動、今年11月には通算で1,000人目を突破。学校側の反応も年々高くなってきています。その一方で、プロ選手の訪問を受ける児童たちの驚きと尊敬の眼差しは何年たっても変わらないもの。
 3月:http://blog.reysol.co.jp/koho/post_898.php
 北嶋・小林・菅沼選手、ホームタウン担当と5人で柏市立第四中学校を訪問。昨年は6選手で活動していたが、今季は3選手が移籍・引退し、席数半減のピンチ。しかし、今年は大津選手が加わり4選手、席数も14席でのスタート。
 「選手たちの願い・想いを少しでも形にし、一緒に共有したい」。「僕たちのプレーを目の前で見て欲しい。なかなかそういう機会がないかもしれないけど、ピッチで走る姿を見て何かを感じてくれれば」と北嶋選手がこの活動の趣旨を説明。今年2010年で4年目になるこの活動、これまでに延べ約800人近くの中学生を招待。しかも今季末には1,000人を越える予定。
<2009年>
 3月:http://blog.reysol.co.jp/koho/post_624.php
 北嶋選手・永井選手で「BtoJシート」の贈呈に柏市立富勢中学校を訪問。「最初は誰も知らなかったこの活動も3年目。これまで招待してきた生徒はもうすぐ500名を越える。500名ってスゴイと思いませんか?少しずつ、少しずつですが選手たちの想いが確実に伝わっている。こう考えると、『Jクラブがあ
るまち』というのは本当に恵まれていると思いますし、自分の中学生時代には無かったことなのでとてもうらやましく思います」と北嶋選手。
 →この記事は「心の温度」というタイトル。当ブログの表現「感動の密度」と似ているよなぁと思いながら読んでいました。いくらサッカーを見せても、スタジアムで小さく見えるのであれば、しょせん心の温度が上げるのは限界があり、感動の密度も高くなりきらない。子ども達に『本当の』夢を与えたいなら、こういう事じゃないでしょうか。選手が街に出ないところは、とにかく選手に馴染みがないと思います。柏の中学生がうらやましいですね。

 こういう活動は、学校訪問を積極的にやっているクラブほど多く見られると思います。通常は選手会主催で順番に何人かの選手が学校を訪問して、教壇で夢を語ったり、一緒に給食を食べたりです。もう一つ上のレベルが独自事業として、やっているクラブ。そして更に上は選手が主体で独自のアイディアでやっているクラブ。読者の皆さんの応援しているクラブはどれですか?
 選手はやりたいのに、フロントからストップがかかってしまって実現せずなんていう事例がもしあれば、残念な事です。選手を派遣したら費用がかかるだろという理屈も出そうですが、それはJ1からJ2のクラブの活動を見比べたら理由にならないでしょう(下リンク参照)。選手会主催でボランティアで実施しているという事例も普通に多いし。まあ、選手会活動活動そのものがほとんど実施されていなかったら無理でしょうが。そういう面では、選手達が自分達で発案して、のびのび活動している柏はいいですね。いいクラブです。
学校訪問事業関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120401

 J1柏の下部組織といえばU-18チーム。強いです。千葉県代表で、そういえば明日、「日立台ダービー」としてトップチームと天皇杯の2回戦をガチで戦いますね。何でも天皇杯での兄弟対決は史上初だとか。サポの応援とかどうなるのかな、気になります。
 黄色いチームといえば、おとといのナビスコ杯で、相性の悪い鹿島に3-2で負けました。でもアウェーゴールルールがあるので、次のホーム戦で1-0以上であれば勝ち進みます。去年と違って苦しんでいますね。

コメント
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