日本代表のこと・・・184

　ＴＶ留守録観戦レポです。
　今日も留守録を観てでした。なかなか生観戦できません。この大会とはどうしても縁がないようです。U-20女子Ｗ杯の準決勝のドイツ戦でした。さすが去年の覇者、強かったですねー　試合後の選手のコメントにあるように、初めての相手という事で、最初の失点あたりで面食らったみたいですね。そういう辺りでは、五輪前に強豪とよくＴＭをやっていた佐々木なでしこは賢かったと思います。
　　　
　ドイツはこの準決勝まで何と無失点。一方の日本は点を取って勝ってますが、失点も多いと思います。体格も違いました。平均10ｃｍ違っていたようです。日本選手は線は細く、ドイツの選手に時々吹っ飛ばされていましたね。この試合の前にもう一つの準決勝はアメリカが勝っていますが、ドイツはそのアメリカに３－０で勝っています。つまり、ドイツに勝てれば優勝が決まったようなものだった訳です。

　試合は、ロイポルツに前半１分でいきなり得点を決められました。早かったですね。こちらもよそ見していたうちに失点してビックリでした。続いてマロジャンに前半13分に失点、ロッツェンに前半19分に３点目を取られて、内心決まってしまったと思いました。ドイツのＦＷはそのまま女子Ａ代表の選手であり、マロジャンはＡ代表とU-20両方で日本から特典を取った事になります。

　それでも前半の支配率は５分だったようですが、ドイツはシュート９本のうち、４本が枠内で３得点。日本はシュート２本でした。吉田監督は「３点取られても５点取り返せばいい」と一貫して言い続けているようですが、今日の試合を見ると、やはり守りも大事だと思いました。かくいうドイツが決勝まで無失点だった訳ですから。１次リーグの時に、ニュージーランドに０－２でリードされた時に、嫌な予感はしていました。
　試合の印象は、背が高く体格のいいドイツにビビって自信を失い、そのままパワープレーで力負けした感じでしたね。先発ですが、ＦＣ高梁の西川がいますが、ベルの横山久美はベンチスタート。あの仲田もベンチ。でも前半25分に横山が登場しました。ＣＫやＦＫはすべて横山が蹴っていましたね。
　　　
　後半に入って、ポジション修正を行い、少し日本のボールの回りが良くなったようですが、それでもドイツの守りは堅い。今日の試合では吉田監督の表情は厳しかったですね。焦った様子でした。それだけ、予想以上にドイツは強かった訳ですか。
　会場の国立は一階席のみのようでしたが、たくさん来場客が入いりました。何と28,306人、前回の韓国戦が約24,000人だったので、更に増えたようです。女子の20歳以下の代表戦ですが、Ｊ１並みの動員力です。最初から中継したフジテレビさんもほくほく顔でしょう。後半16分に田中陽子が交代で下がりました。今大会全試合ゴールを挙げた功労者ですが、この時点で連続得点が途絶えてしまいました。

　ドイツのユニフォームをよく観ると、胸のエンブレムに２つの星が付いています。前回Ｗ杯と合わせて過去に２回優勝しているのですね。しかし、この試合は最初から日本のミスが目立ちますね。よくドイツにボールを奪われました。ミスが増えれば勝てないでしょう。途中、怪我をした選手が出て、藤田がボールを蹴りだし、その後ボールを返されるというシーンがありました。およそカンスタでは見られないプレーですね。というか今は審判に確認しているだっけ？　このプレーについては意見が大きく分かれているようですね。当ブログではどうしても視野を広く取るスタンスなので、国際基準でどうかと思いますが。
　ドイツは４バックですが、揃ってラインを保っています。90分間崩れません。最後まであきらめない日本ですが、ドイツが上がりが速く、その速さは90分速いままでした。
　　　
　残念でした。試合終了とともに、大喜びするドイツ。優勝を確信したのかな。それと対照的に日本は何人も泣き崩れています。猶本も泣きながらインタビューに答えていました。やはり、この試合を観ても思ったのが、ヤングなでしこの選手達はもっと、実戦の場を積むべきかなと。田中陽子も所属先のＩＮＡＣではレギュラーでない様子。他の選手も含めて、先発で出られるよそのチームに移籍すべきだし、欲を言えば海外に行くべきです。ドイツとかでもまれていれば、「戸惑ってしまった」という事態にはならなかったと思います。
さて、次の試合は３決。相手はナイジェリアです。ここも強いと思います。試合日は８日（土）15時から、ってこの週末には東京足立区に出張なので、またしても生中継が観られず。何かＪの試合でもないかな。天皇杯でお休みの週だったですね。